JAPAN2019/09/23

新井大輝、ラリー北海道で今季3勝目

(c)Takeshi Sakuma

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 全日本ラリー選手権第8戦ラリー北海道は22日に最終日のレグ2を迎え、新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI)が今季3勝目を飾り、8.9秒差の2位に鎌田卓麻/鈴木 裕(スバルWRX STI)が続き、0.6秒差で新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)を押さえ込んでいる。

 レグ1で5つのベストタイムを奪ってラリーの主導権を握った新井大輝は15.4秒をリードして最終日を迎えることになったが、この日の朝は得意の逃げパターンにはならず、ベテラン勢の反撃に遭うことになった。首位から25秒遅れの3位につけていた鎌田がSS9、10で連続してベストタイムを奪って新井敏弘を抜いて2位へと浮上、さらにSS11では2番手タイムを奪って首位の新井大輝まで6.1秒差まで迫ることになった。

 しかし、SS12では新井大輝がこの日初のベストタイム、SS13でも鎌田を上回る2番手タイムで突き放し、最終的に8.9秒差をつけて優勝を飾ることになった。

 最終ステージを残して0.9秒差という緊迫した戦いとなった2位争いは、新井敏弘の猛攻を凌いだ鎌田が0.6秒差で逃げ切っている。

 次戦の全日本第9戦は10月11-13日に岐阜県高山市を舞台に行われるM.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2019となる。

 また、ラリー北海道で併催されたアジア-パシフィック・ラリー選手権のアジア・カップの第3ラウンドは、クスコレーシングから参戦したマイケル・ヤング/グレン・マクニール(トヨタCH-R AP4)が2位の増村 淳/竹原静香(三菱ランサーエボリューション)に7分18.2秒差を付けて独走優勝を飾っている。