WRC2018/05/31

新井大輝、名手レウティネンとサルディニア参戦へ

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ラリーチャレンジプログラムの新井大輝は、来週のラリー・イタリア・サルディニアをグレン・マクニールに代わって新たにヤルモ・レウティネンとの新コンビでスタートする。

 49歳のレウティネンは過去、WRC 167戦に出場、ミッコ・ヒルボネンとともに通算15勝を飾っており、トヨタがWRCに復帰した昨年の開幕戦ラリー・モンテカルロから8月のラリー・ドイッチュランドまでチームのスポーツディレクターを務め、チーム運営でも重要な役割を果たしてきた。

「ヒロキのコドライバーができるかどうかをチームから聞かれ、次戦のサルディニアが差し迫っていたので悩む時間はなかったが、結論を下すのは簡単だったよ」とレウティネンは語った。

「僕にはなにかできる時間があったし、ヒロキのキャリアにとって手助けになることが大きいと考えたんだ」
 
 レウティネンは過去10回のサルディニアへ出場しており、2006年以降5大会連続して2位となっており、2012年には彼にとっての最後のWRC勝利を飾っている。

「(英語のノートは)たくさんの経験があるわけではないが、彼らが作った英語のペースノートがベースになる。サルディニアは僕とミッコが最後に優勝したイベントだし、おそらく連続して2位になった記録は僕らのものだと思う。それくらいお気に入りのラリーだったよ」

 これまで新井とコンビを組んできたグレン・マクニールは、アジア-パシフィック選手権で2度の王座をともにしたガウラブ・ギルとサルディニアからWRCプログラムをスタートする。