ERC2019/04/04

新井大輝、ERCと全日本への参戦を発表

(c)TGR

 新井大輝が、FIAヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)と全日本ラリー選手権へのラリー参戦プログラムを発表した。

 昨年までトヨタGAZOOレーシング・ラリーチャレンジプログラムの育成ドライバーとしてヨーロッパを中心に経験を積んできた新井大輝は、引き続きヨーロッパにベースを置き、父・新井敏弘とも親交があるマンフレッド・ストールが運営するストール・レーシング/STARDからジュニア選手権のタイトルを照準にERCに参戦する。

 新井大輝の欧州初戦は5月に開催される第3戦ラリー・リエパーヤ(ラトビア)となっり、以降、第4戦ラリー・ポーランド、第5戦ラリー・ディ・ローマ・カピターレ(イタリア)、第6戦バルム・チェコ・ラリー・ズリンの4戦への出場が計画されており、チーム監督を新井敏弘が務めるという。R5マシンでの参戦になるが、車両およびコドライバーについては決まり次第発表されることになっている。

 また、全日本ラリー選手権については第4戦久万高原ラリー以降の7戦にアライモータースポーツ(チーム代表・監督:新井敏弘)のスバルWRX STIで出場する予定だ。

 新井大輝は将来のWRCへのステップアップへのサポートが充実していることからERCへのチャレンジを選んだとコメントしている。

「この度、ERCの4戦に参戦することが決定いたしました。伝統的なイベントが数多く残っているERCで経験を積むことにより、ドライバーとしても一段と成長できるものと確信しています。また、ERCのジュニア選手権でタイトルを獲得することによりWRCへのステップアップのサポートが充実しているのもERCを舞台として選んだ理由のひとつです」

「3年ぶりに参戦する全日本ラリー選手権は、これまでの自己最高位の2位を更新して選手権での初優勝を目指します。ヨーロッパを経験して得た技術を基に、更に広範囲での技術の習得を目的としております」

 また、新井大輝は、ターマック走行の経験やタイヤのマネージメントなどを学ぶために国内サーキットで開催されるTGR 86/BRZ RaceにRECARO RACING TEAMのスバルBRZで参戦する。

■新井大輝の2019年ラリープログラム
5/3-5 久万高原ラリー(ターマック)
5/24-26 ラリー・リエパーヤ(グラベル)
6/6-9 MONTRE 2019(グラベル)
6/28-30 ラリー・ポーランド(グラベル)
7/5-7 2019 ARKラリー・カムイ(グラベル)
7/19-21 ラリー・ディ・ローマ・カピターレ(ターマック)
7/26-28 横手ラリー2019(グラベル)
8/16-18 バルム・チェコ・ラリー・ズリン(ターマック)
9/20-22 RALLY HOKKAIDO(グラベル)
10/11-13 M.C.S.C.ラリー・ハイランドマスターズ(ターマック)
10/24-27 MSCCラリーinふくしま2019(グラベル)