JAPAN2018/08/27

新井敏弘がMSCCラリーで今季4連勝

(c)Takeshi Sakuma

 全日本ラリー選手権第7戦MSCCラリーinいわき2018が、8月23〜26日に福島県いわき市周辺のグラベルステージを中心として争われ、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が優勝を飾った。新井は第4戦久万高原以来、これで4連勝となり、選手権でも大きく王座に近づくことになった。

 ここまで3連勝を挙げて波に乗る新井は、新たに設けられたターマックステージのSS1 Kawakamiでベストタイムを奪ってラリーをリード、2位につけていた奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューション?)はKawakamiのリピートとなるSS6でオフしたため、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が2位へと浮上するも、初日の8ステージのうち5ステージを制した新井が9.8秒をリードしてラリーを折り返すことになる。

 最終日は勝田がオープニングSSのベストタイムで逆襲を開始したが、新井も連続してベストタイムで応戦、最終的に11秒差をつけて今季4勝目を飾ることになった。2位には勝田、3位には鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)が続いている。

 また、JN-5クラスは眞貝知志/安藤裕一(トヨタ・ヴィッツGRMN)、JN-4クラスは関根正人/草加浩平(スズキ・スイフト・ターボ)、JN-3クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)、JN-2クラスは鎌野賢志/蔭山恵(トヨタ86)、JN-1クラスは小川剛/藤田めぐみ(ホンダ・フィット)がそれぞれ優勝を飾っており、天野智之/井上裕紀子がJN-3チャンピオンを確定させている。

 全日本ラリー選手権の次戦は、9月14〜16日に行われるラリー北海道となる。