WRC2019/02/18

豊田章男総代表、「チームとしての成長を感じる」

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームは、チームにとって復帰後初の勝利を飾ったメモリアルイベントでもあるラリー・スウェーデンにおいて2度目の勝利を飾るとともに今季初優勝を飾ったオイット・タナクが初めてドライバーズ選手権をリード、チームもマニュファクチャラー・タイトル連覇にむけて選手権リーダーに立つことになった。

 チーム総代表を務めるトヨタ自動車の豊田章男社長は、今年の戦いにチームとしての成長を感じていると週末をふり返った。(以下、メッセージ全文)

「今シーズンの2戦目となるラリー・スウェーデンでタナク選手、ヤルヴェオヤ選手が優勝しました。今季の初勝利をもたらしてくれた2人の選手とチームのみんなに”おめでとう”と”ありがとう”を伝えたいと思います。そして、応援いただいたファンの皆様、パートナーの皆様にもお礼申しあげます。ありがとうございました」

「一昨年、WRC復帰からの2戦目であったスウェーデンでの初優勝は、私の想像を超えるものでした。その時の驚きと喜びは今も鮮明に覚えています。今回のラリー・スウェーデンでは序盤から常に優勝争いに加わりながらの戦いでした。初優勝を遂げた一昨年の戦い方、悔しい想いをした昨年の戦い方を思い出しながら、今年の戦いを見ていると改めてチームとしての成長を感じます。チームを引っ張り続けているマキネン代表へ、改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います」

「今大会の表彰台ではタナク組の横に、私にとっては見慣れないレーシングスーツ姿のラッピ選手、フェルム選手が立っていました。やはり、ラトバラ組やミーク組にそこに立っていて欲しかったという悔しさはありますが、“少し”嬉しさも感じました。昨年まで一緒に戦った彼らの笑顔がそこにあったことが嬉しく感じた理由のひとつであることは間違いありませんが、一方で、強力なライバルとして彼らがいるということに嬉しさを感じたのかもしれません。次はチームのドライバー全員が彼らより高いところに立っていたい・・・。マキネン代表はじめチームのみんなも私と同じように、強くそう感じてくれていると思います。そして、それが負け嫌いのTOYOTA GAZOO Racingにとって次への大きな力になっているだろうということを感じた、嬉しさなのだと思います」

「シーズンは、まだ始まったばかりです。強力なライバル達とも切磋琢磨しながら、これからもTOYOTA GAZOO Racingは戦ってまいります。引き続き、応援をよろしくお願いいたします」