WRC2020/03/15

豊田総代表、「ようやく手にしたメキシコ優勝」

(c)Toyota

 2017年に世界ラリー選手権に復帰して以来、トヨタGAZOOレーシングWRTにとっての最大の試練のイベントとなってきたラリー・メキシコ。豊田章男チーム総代表は、チームを長年苦しめてきたラリー・メキシコを制したセバスチャン・オジエとジュリアン・イングラシアを祝福するメッセージを発表した。

 また、豊田総代表は、新型コロナウイルス感染症の流行のなかで開催された今回のメキシコでも精一杯のファンサービスをしてくれたドライバー達をねぎらうとともに、この素晴らしい戦いが一刻も早く再開されることを願うと語っている。

「WRC復帰以来、毎年苦しい思いをしてきたラリー・メキシコで、ついに優勝することができました。オジエ選手、イングラシア選手おめでとう。ありがとう。最初の2年はオーバーヒートで完走もままならぬ状況でした。ラジエーターを開発するエンジニアたちも努力を続けてくれて、ようやく手にした優勝です。改善を続けてくれたラジエーターエンジニアたちの“冷却魂”にも感謝したいと思います」

「今回の大会開催にあたっては、主催者をはじめとする地元の皆様が、大会をより安全に開催できるように配慮されていたと聞きました。ファンの皆様にラリーを楽しんでいただけたのも、彼らの懸命な働きによるところだと思います。本当にありがとうございました。また、選手達はファンといつもより距離を置いて接さざるをえなかったとも聞きました。そんな中でも、ファンに残念な思いをさせまいと、精一杯のファンサービスをしてくれたドライバー達の姿を大変嬉しく思います。みんなありがとう」

「次戦のアルゼンチン戦の延期も発表されていますが、ヤリスWRCが元気に走る姿をファンの方々に見ていただける日が、一刻も早く訪れることを願っております」