WRC2018/04/30

豊田総代表「タナク、おめでとう、ありがとう!」

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームの豊田章男チーム総代表は、ラリー・アルゼンチンでチームに移籍後5戦目にして初優勝を飾ったオット・タナクを祝福するメッセージを発表した。

 タナクは、土曜日までに10回のベストタイムを記録し2位のドライバーに46.5秒差を築いて最終日を迎えることになった。難易度が高いステージが続くこの日、彼は勝利を確実にするためペースをやや抑えて走行、最終的には2位に33.7秒差をつけ、チーム加入後5戦目にして優勝を達成した。なお、タナクはドライバーズ選手権でトップのセバスチャン・オジエとの差を28ポイントまで縮め、チームはマニュファクチャラーズ選手権で2位のMスポーツ・フォードに5ポイント差まで迫っている。

 豊田章男チーム総代表は、タナクの勝利を祝うとともにヤリスの進化を喜んだ。

「日本から見て地球の反対側となるアルゼンチンからタナク選手のヤリスでの初優勝のニュースが届いたこと大変嬉しく思います。タナク選手、ヤリスでの初優勝おめでとう、ありがとう! そして、応援いただいたファンの皆様、本当にありがとうございました」

「昨年のラリー・アルゼンティーナで、我々のヤリスはその荒い路面に徹底的に傷めつけられました。しかしチームメンバーはそこから学び、改善し、今年は表彰台の頂点に立てるまでのクルマを作りあげてくれました」

「今回は残念ながらリタイアしてしまったラトバラ選手も、タナク選手に匹敵するペースで走り『ヤリスは本当に速かった』という心強いコメントをしてくれました。8位で走りきったラッピ選手も初のラリー・アルゼンティーナで、数多くのことを学べたと頼もしいコメントを残してくれています。WRCの道の上で、全てのチームメンバーが成長を続けクルマが鍛えられていること、本当に頼もしく思います」

「2年目のシーズンはこれから中盤戦に入ります。今後もファンの皆様に嬉しいニュースをお届けできるよう、我々TOYOTA GAZOO Racing WRTは全力で走り続けます。引き続き、応援よろしくお願いいたします」