WRC2018/05/05

どうなるオジエのペナルティ? 判決は1〜2週間後

(c)M-Sport

 ラリー・メキシコにおけるセバスチャン・オジエへのタイムペナルティについて、FIA国際控訴裁判所は5月4日にパリで聴聞会を行ったが、判決が遅れており、最終的な判定には1〜2週間を要するという。

 3月に行われたメキシコで今季3度目の優勝を飾ったオジエは、最終日のパワーステージが行われたラス・ミナースのステージでシケインを正しい方法で通過しなかったとしてステージタイムに10秒のペナルティを加算されている。オジエは当初、2番手タイムを出してボーナス4ポイントを獲得していたが、この結果、彼のタイムは7番手タイムへと変更されてボーナスポイント獲得の権利を失っている。

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームはこのスチュワード決定についてFIA国際控訴裁判所にアピールを行い、訴えを起こしたMスポーツのカスタマーマネージャーのリチャード・ミリナーの出席のもとで4日に聴聞会が行われている。WRC公式サイトのwrc.comによれば、FIAはMスポーツに対して1〜2週間のうちに決定を下すと伝えたという。

 オジエは3日からラリー・デ・ポルトガルにプレテストが行われており、聴聞会には出席していない。

 パワーステージの中継映像によれば、ラス・ミナースのゴール付近にはシケインのボックスがゴール付近に3カ所設けられていたが、オジエは一つめの箱にヒットしてスピードを落とさずに通過しているように見える。オジエは当時、この樹脂製の箱のなかには水などの重りが入れられて固定されていなかったためラス・ミナースの1回目の走行のあと設置された場所が動いていたと説明している。実際、このシケインには1回目の走行では数台のラリーカーが接触したが、ペナルティが科せられたのはオジエのみだったという報告もある。

 MスポーツのアピールがFIA国際控訴裁判所に認められた場合、オジエの4ポイントが復活し、選手権2位のティエリー・ヌーヴィルのボーナスが3ポイントから2ポイントへと減少することになり、オジエの選手権におけるリードは現在の10ポイントから15ポイントに増える計算だ。