WRC2023/02/17

アクロポリス・ラリー、2025年までWRC開催が決定

(c)Toyota

 アクロポリス・ラリー・ギリシャは、WRCプロモーターとの契約を2年延長し、少なくとも2025年までギリシャでWRCが開催されることが決定した。

 人にとってもマシンにとっても過酷なステージで知られるアクロポリス・ラリーは、1973年に世界ラリー選手権が誕生したときからカレンダーの一戦として開催された伝統の一戦だ。8年のブランクを経て2021年にWRCに復活しており、今年は9月7日から10日にかけて第70回目の開催を迎える。

 アクロポリス・ラリー・ギリシャは木曜日に契約延長の発表を受けて、少なくとも2025年まではWRCのグローバルツアーの拠点であり続けることになった。

 WRCプロモーターでイベントディレクターを務めるサイモン・ラーキンは、次のように述べた。

「この契約により、ギリシャは今後2年間、FIA世界ラリー選手権に参戦することが確定し、紛れもなく世界で最も有名なラリーの1つであるギリシャの未来が守られることになる」

「アクロポリスにはWRCの豊かな伝統があり、昨年はアテネ・オリンピック・スタジアムに6万5千人の熱狂的なファンも集まった。私たちは、この遺産を次のシーズンもギリシャで受け継ぐことを楽しみにしている」

 アクロポリス・ラリー・ギリシャ組織委員会のレフテリス・アヴゲナキス代表は、この素晴らしい契約を発表できることをうれしく思っていると語った。

「ギリシャ政府、FIA、WRCプロモーターの素晴らしい協力と信頼、そして過去2回の非の打ちどころのない組織の結果だ。今年のラリー・オブ・ゴッド、アクロポリス・ラリー・ギリシャはエキサイティングな体験となるはずだ。誰もが自分の目の前で歴史が展開され、ギリシャの美しさを目撃することになるだろう」