WRC2013/07/26

アトキンソンもヒュンダイのテストドライバーに

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、オーストラリアのクリス・アトキンソンを3人目のテストドライバーとしてリストに加えた。 

 33歳のアトキンソンは来週行われるプライベートテストセッションで初めてi20 WRCに乗り、今シーズンの残りにおいて、これまで発表されたテストドライバーのユホ・ハンニネンとブライアン・ブフィエに加わり、一部のテストに参加する。

 ヒュンダイから発表されたリリースによれば、アトキンソンは現行スペックのワールドラリーカーの豊富な経験があり、世界ラリー選手権におけるイベントやあらゆる路面に精通していることから彼にテストの機会を与えることにしたという。彼は2012年のアジア-パシフィック・ラリー選手権チャンピオンでもある。

 アトキンソンは先日、オーストラリアからヒュンダイ・モータースポーツのHQがあるアルゼナウに飛び、i20 WRCとチームとコンタクトをとったあと、初のテストセッションのためのシートフィッティングを行った。

「これは非常にエキサイティングなプロジェクトだ」とアトキンソン。

「3週間前にヒュンダイ・モータースポーツのファクトリーを訪れてから、僕はチームのコミットメント、そしてこれまで達成されてきたことにとても感心した。僕は多くのWRCイベントにおける経験が豊富なので、2014年のi20 WRCの開発のためにこの知識を役立てていきたい」

 ヒュンダイ・モータースポーツのチームプリンシパル、ミッシェル・ナンダンは次のように語った。

「今季のテストドライバーのラインナップにクリス(・アトキンソン)が加わってくれたことは素晴らしいことだ。彼は豊富なWRCにおける経験を我々にもたらしてくれるはずだ。クリスは我々のメインテストドライバーであるユホ(・ハンニネン)とブライアン(・ブフィエ)の作業のサポートを行っていく。3名のテストドライバーの専門知識をもとに、我々は毎回のテストセッションで多くの情報を得ることができるはずだ」