RallyCross2017/08/24

アリスター・マクレー、世界RXにデビューへ

(c)fiaworldrallycross.com

 ラリーの伝説、亡きコリン・マクレーの弟であるアリスター・マクレーが、今シーズンのFIA世界ラリークロス選手権の最後の4ラウンドに参戦する。彼はガイ・ウィルクスと交代してLOCO Energyから参戦し、フォルクスワーゲン・ポロRXスーパーカーをドライブする。彼の最初のイベントは、9月1日から3日にかけてフランスで開催されるロエアックRXとなる。

 スコットランド出身で現在はオーストラリアのパースに活動の本拠を置くマクレーは、スバル、ヒュンダイ、三菱と過去75戦にわたってWRCのイベントに参戦するなど、ラリーで豊富な経験を持つ。彼はまた中国ラリー選手権やダカール・ラリー、そして最近ではアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)でも競い、2011年にはAPRCを優勝している。

「フランスのLoco Energy drinkのポロRXスーパーカーをドライブする機会を得られて非常に嬉しい」とマクレーは語った。「世界RXは驚くほど競争力があるので、それは厳しい試練になるだろう。だが僕は本当に楽しみにしているし、ロエアックで走れることに興奮している。今週末は1つの大きな学習曲線になると思う。始まるのが待ちきれないよ」

 ウィルクスはマクレーのためにシートを空ける前に世界RXで8ラウンドを競った。

「僕はカナダ以降、LOCOのシートを空けることにした。僕はすぐに世界RXに戻ってきたいと思っているが、今はアリスターの幸運を祈る。彼はマシンを操る才能があるので、彼がスーパーカーをどのように乗りこなすのか興味深い。僕はこれまで僕を助けてくれたチームメンバーに感謝したい。彼らは素晴らしかった」とウィルクスは語った。

 マクレーは、ロエアックRXのあとは、ラトビア(9月15〜17日)、ドイツ(9月29日〜10月1日)、南アフリカ(11月17〜19日)の世界RXラウンドでもドライブする予定だ。