ダカール・ラリー2026は金曜日に行われた最終日前日のステージ12でナッサー・アル-アッティーヤ(ダチア・サンドライダー)が勝利を収め、自身6度目の総合優勝に一歩近づいた。
アル・ヘナキヤからヤンブーまでの311kmのステージ12で、アル-アッティーヤは100km地点直前で序盤をリードしていたミッチ・ガスリー(フォード・ラプター)を抜き去って一気にトップへ躍り出し、終盤の混乱も回避して、ガスリーに1分4秒差をつけて本大会2度目のステージ勝利を飾った。
これは彼にとってダカール通算50回目のステージ優勝となり、ステファン・ペテランセルとアリ・バタネンに並び、ダカール最多ステージ勝利記録保持者となった。
「今日は自分たちの仕事をやり遂げ、本当に素晴らしいステージを走ることができた。このステージで優勝し、今、大きなリードを築けたことは本当に素晴らしいことだ」とアル-アッティーヤは語った。
「(ナビゲーターの)ファビアン(・ルルカン)はここまでとてもよくやってくれたし、ダチア・サンドライダーも非常に調子が良い。ステージには岩がたくさんあり、簡単ではなかった。今日はすべてを失う可能性があったが、僕らは良い仕事をすることができた。残り1日だが、賢く、そして集中して臨む必要がある。しかし、すべて順調に進んでいるように見える」
ガスリーは途中4分の遅れを喫したものの、最終的に2位争いを制し、チームメイトのマティアス・エクストローム(フォード・ラプター)を僅差で3位に抑えた。
一方、総合2位につけていたナニ・ローマ(フォード・ラプター)は精彩を欠く走りで6分以上を失って8位に沈み、3度目のダカール制覇への望みは大きな打撃を受けた。ローマはSSフィニッシュ(ASS)直前に右フロントサスペンションを破損し、ホイールを失った。フォードのチームメイトであるロマン・デュマのクルーに修理を手伝ってもらい、どうにか総合2位を守ったが、アル-アッティーヤとの差は16分2秒へと広がってしまった。
木曜日に駆動系の問題で優勝争いから転落したヘンク・ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス)は9番手タイムに終わり、総合21位となっており、チームメイトのトビー・プライス(トヨタDKR GRハイラックス)がトヨタ・ワークスでは最上位の総合8位でフィニッシュしている。
最終日の土曜日はヤンブー周辺の108kmのループステージのみとなる中、アル-アッティーヤは現時点で総合2位のローマに15分02秒の大差を築いており、6度目のダカールタイトルをほぼ手中に収めた。チームメイトのセバスチャン・ローブ(ダチア・サンドライダー)も一時は2番手につけ、ダチア勢が1-2体制を築いたものの、その後、ペースダウン。エクストロームがローブを抜いて総合3位に浮上したが、両者の差はわずか29秒で、表彰台の最後の1席を懸けた争いは依然として続いている。