先週のラリー・イタリア・サルディニアで、コドライバーのミーカ・アンティラは、WRCラウンドを200回スタートした初めての選手となった。
トヨタGAZOOレーシング・チームは、フィンランド出身45歳のアンティラのこの記念すべき達成を、ラリーの前に彼のこれまでのストーリーを語るビデオを上映し、彼のチームメイトやWRCの同僚たちの賞賛と共に祝った。
アンティラのキャリアは1995年に新聞広告に掲載されたコドライバーのためのコーチング・スクールに興味を持って応募した時に始まった。
彼はヤンネ・トゥオヒノと共に1999年にフィンランドでWRCデビューを果たし、その後、短期間だがミッコ・ヒルボネンとコンビを組み、2003年以降はヤリ-マティ・ラトバラと組んでいる。
アンティラは、ラトバラと共にWRCラリーを17回勝利し、表彰台を61回獲得し、ステージ勝利を498回記録しており、彼にとって200戦目となったサルディニアでは記念ロゴが貼られたヤリスWRCでスタートしている。
アンティラに賞を手渡したラトバラは、次のように語った。
「ミーカがこの記録を樹立するのを見てうれしいよ。だが世界選手権で王者を獲得するという目標はまだ残っている。僕たちはそれを達成するために共に努力し続けたいと熱望している」
「彼は僕にとって完璧なコドライバーだ。とても冷静で正確で、必要な時に僕を落ち着かせることができる」
アンティラにとっての200戦目となったサルディニアは二人にとってめでたい結果とはいかなかった。彼らはオープニングレグでオルタネーターの故障によって3番手のポジションからリタイアし、リスタートして最終的に7位でフィニッシュすることになった。