WORLDWIDE2017/04/02

アンドレウッチ、サンレモで史上最多5回目優勝

(c)ACI Sport

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 イタリア選手権第2戦のラリー・サンレモが3月31日〜4月1日に行われ、パオロ・アンドレウッチ(プジョー208 T16 R5)がレコードとなる5度目の勝利を飾ることになった。

 アンドレウッチはSS3のトップタイムでラリーをリード、新しいパートナーとなるセバスチャン・マーシャルとの初のラリーに臨んだヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 R5)が後を追い掛ける展開となった。パッドンは初日深夜にサンレモの裏山で行われる33kmのステージでスピンをしながらもベストタイムを奪ってアンドレウッチに15.3秒差まで迫ったものの、最終日の6つのステージのうち5SSでトップタイムを奪ったアンドレウッチがパッドンに38.6秒差をつけて今季初優勝を飾っている。

 ウンベルト・スキャンドラ(シュコダ・ファビアR5)はSS2でトップを奪った直後のSS3でコースオフ、3位に終わっている。

 注目の16歳、カッレ・ロヴァンペラ(シュコダ・ファビアR5)は初日、7位につけていたもののロングステージのSS5でパンク、さらにSS8でもタイヤ交換を強いられて14位でフィニッシュしている。

 また、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの新井大輝(フォード・フィエスタR2)は総合13位、クラス4位でフィニッシュした。勝田貴元(フォード・フィエスタR2)は初日クラス6位につけて臨んだ33kmのナイトステージでサスペンションを壊してリタイアとなったが、二日目は2番手タイムを3度出すなど速さをみせてレグ2トップでフィニッシュしている。

 イタリア選手権の次戦は、4月21日〜23日に行われるラリー・タルガフローリオとなる。