WRC2025/12/17

アームストロング、プーマRally1でWRCフル参戦へ

(c)M-Sport

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 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、来季のラインナップにジョン・アームストロング/シェーン・バーンが加わり、ジョシュ・マクアリーン/エオイン・トレーシーとともにモータースポーツ・アイルランド・ラリーアカデミーのクルー2組がフォード・プーマRally1でWRCのトップカテゴリーにフルシーズンで挑むことを発表した。

 アームストロングは過去2シーズン、Mスポーツからヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)に参戦、フォード・フィエスタRally2で今季は英国ウェールズで行われたラリー・ケレディギオンでERC初優勝を飾り、さらにクロアチア・ラリーで2勝目を飾り、選手権を2位で締めくくることになった。
 
 アームストロングは2026年にWRC2に復帰するという野望を抱いていたが、M スポーツは、2020年以来、5年ぶりにフィエスタRally2によるERC優勝をチームにもたらしたアームストロングにさらに大きなプレゼントを用意することになった。彼はプーマRally1を来季のWRC全14戦でドライブすることになる。

「Rally1マシンを運転する機会を得られたことに、とても感謝している」とアームストロングは語った。「幼い頃からずっと目指してきたラリーのトップレベルで戦えるようになったのは、まさに夢の実現だよ。もちろん、うまくいかない年もあり、実現できるかどうか不安だった時もあったが、ERCでは非常に好調なシーズンを過ごし、自分たちのポテンシャルを発揮できた。だからこそ、世界ラリー選手権で自分たちの実力を試してみたいという気持ちが自然と湧いているよ」

「ラリーキャリアの大半を共に過ごしてきたMスポーツ、そしてモータースポーツ・アイルランド・ラリー・アカデミーには、心から感謝している。彼らがいなければ、僕たちはここまで来られなかっただろう。これからの1年が本当に楽しみだ。もちろん課題もいくつかあるだろう。でも、僕たちはそれらを乗り越えられる力があることを証明できたと思っている。だから、僕たちはただ強く、楽しみ、前進し続けるだけだよ」

 
 一方、2025年にWRCトップカテゴリーで初のフル参戦に挑んだマクアリーンは、Mスポーツ・フォードで2年目のシーズンを迎える。2人は2025年のシーズンで得た知識と経験を活かし、更なる飛躍を目指す。

「2026年のWRCシーズンにMスポーツから参戦することが決定し、大変嬉しいよ。チームとモータースポーツ・アイルランド・ラリーアカデミーからの継続的なサポートに深く感謝している。2025年を通して大きな進歩を遂げることができ、そこで学んだことを活かし、来年に活かせることを楽しみにしてる」とマクアリーンは語っている。

「このレベルでもう1シーズンを戦えることは、僕にとって大きな意味を持っている。昨年の今頃と比べて、精神状態は全く異なり、より強く、より明晰になり、これからの挑戦を楽しむ準備ができている。今は自分自身に集中し、全力を尽くし、エオインと共にこの素晴らしい機会を最大限に活用することに集中していきたい」

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチーム代表のリチャード・ミルナーは次のように述べています。

「ジョシュとエオインを2026年シーズンにチームに再び迎えることができ、大変嬉しく思います。彼らは素晴らしいデビューシーズンを送り、Rally1での経験が限られているにもかかわらず、着実に成長を遂げてきました。ですから、彼らにこの成長軌道を継続する機会を与えることができ、大変嬉しく思います。イベント以外でも、彼らはチームにとって非常に貴重なメンバーとなっており、再び彼らと仕事ができることを心待ちにしています」

「そしてジョンとシェーンがRally1マシンにステップアップする機会を得たことも、非常に興奮しています。2026年を通して彼らがどのように成長していくのか、心から楽しみにしています。ジョンは長年この機会を目指して努力を続けてきました。昨シーズン終盤のERCでの素晴らしいパフォーマンスは、彼を無視できないほどでした」

「2025年シーズンを通してサポートをいただいたモータースポーツ・アイルランド・ラリーアカデミーに感謝申し上げます。2026年に向けて、このパートナーシップをさらに発展させていきたいと考えています」
 
 Mスポーツは「残りのラインナップについては、近日中に発表する」とリリースで触れている。グレゴワール・ミュンスターはプーマRally1のシートを失ったが、WRC2への参戦の可能性を模索しているとされており、マルティンシュ・セスクスが2025年に引き続いてパートタイムでWRCに参戦するものと見られている。