WRC2018/01/30

イングラシア、すべてのコドライバーにおめでとう

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 ジュリアン・イングラシアは、ラリー・モンテカルロで困難と戦っているのはドライバーだけではなく、コドライバーも全く息継ぎをしないくらい厳しい1週間を過ごしたと語った。

 今年のラリー・モンテカルロは、レッキがほぼドライコンディションで行われたため、本番では天気の変化によってめまぐるしく路面が変化することになった。イングラシアは、アイスノートクルーが伝えてくるステージの最新状況を書き加えるとペースノートはそれまでとはまったく違うものとなったと語り、コクピットでの苦労の一端を明かした。

 イングラシアは、ポディウムをめぐってがんばってきたすべてのコドライバーたちにおめでとうと言いたいと語った

「僕たちがモンテの表彰台に上がるたびに言うことだが、僕たちは今年も全く息継ぎをしない1週間を過ごした。これはライバルのすべてのコドライバーが同じことだ。素晴らしい仕事をしたすべてのコドライバーにおめでとうと言いたい」とイングラシアは語った。

「皆、僕と同じだ。ノートを手にして、レッキで書いたものとはまったく異なる新しいノートを読み上げることは、非常に難しい仕事だ。ノートの一部を記憶していたが、実際に読み上げるときには全く異なっているために、僕は時々ただ読むだけで自分が何を言っているのか全く分析できていないと感じた。リズムの変化も多かったので、ドライバーはマシンの中でよく僕を信頼してくれたなとうれしく思う」

 イングラシアはモンテカルロの素晴らしい勝利がシーズンを戦ってゆく原動力になったと感じている。

「もちろんチャンピオンシップは難しい戦いになるだろうが、モンテカルロは特別だ。ここはセブの街で僕の地域でもある。1年前を思い出した。僕たちは彼らに感謝しなければならない。1年が過ぎ、再びここからすべてをスタートする。それは大きなモチベーションだ」