RallyCross2017/02/24

ウィルクス、VWポロで世界RXフル参戦へ

(c)FIAWorldRallycross.com

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 ガイ・ウィルクスは2017年の世界ラリークロス選手権の全12ラウンドにフォルクスワーゲン・ポロRXスーパーカーで参戦することを発表した。このマシンは、昨年の選手権でフォルクスワーゲン・スウェーデンのヨハン・クリストファーソンが使用、フランスRXで優勝を飾り、選手権で2位となったものだ。

 2005年にスズキ・スイフトS1600でジュニア世界ラリー選手権(JWRC)で選手権2位になったウィルクスは、2007年と2008年にはイギリス選手権で連続してチャンピオンに輝いており、その後、シュコダUKやプジョーUKといった名門チームからインターコンチネンタルラリーチャレンジ(IRC)に挑んでいたこともある。

 これまでに世界ラリークロス選手権では5戦に出場しているウィルクスは、2015年のイギリスRXではファイナルに出場しているものの、パンクで表彰台を失っている。

 ウィルクスは世界ラリークロス選手権へのフル参戦の機会を待ち望んでいたと語った。

「いつか世界ラリークロス選手権にフル参戦するチャンスを得るのが、ずっと僕の願いだったんだ」とウィルクスは語った。


 ウィルクスは、フォルクスワーゲン・モータースポーツのサポートを受けるペター・ソルベルグとクリストファーソンとは異なり、独自のチームからのエントリーとなる。

「去年チャンピオンシップで2位を獲得したマシンで参戦するのはプレッシャーだけど、ますます競争が激しくなってきた世界ラリークロスでトップ争いに加わることができることは現実的な話だ」

 ウィルクスは今季の選手権でエナジードリンクメーカーのLOCOから支援を受ける。LOCOは、2015年に彼がイギリスRXに出場したときのメインスポンサーでもあり、今季はマンフレッド・ストールのSTARDチームのヤニス・ボウマニスを支援することを決定している。

「エナジードリンクのLOCOとマーク・ブラックバーンに感謝したい。彼は僕が2015年にリッデンヒルとロエアックに参戦したときから僕を信じてくれていた。僕のすべてを賭けて最高の戦いをするよ」