WRC2018/06/23

エヴァンス、もう一歩前進することを熱望

(c)M-Sport

 エルフィン・エヴァンスは、来月7月26から29日にかけて開催されるネステ・ラリー・フィンランドまでの長い休みを、いかにしてさらにもう一歩前進できるかに分析することに使っている。

 エヴァンスは精彩を欠いたシーズンのスタートを迎えていたが、少しずつ走りも改善しており、ラリー・デ・ポルトガルでは2位でフィニッシュ、ドライバーズ・ランキングで現在7位につけている。

 今季のスタートを「目まぐるしい」スタートだったと評したエヴァンスは、ラリー・イタリア・サルディニアからラリー・フィンランドまでの6週間のインターバルを利用し、シーズンの後半に向けて準備を進めている。彼は昨年、ラリー・フィンランドで表彰台を獲得している。

「僕たちにはまだ全面的に改善できるところがあり、このインターバルは、それにじっくり取り組む時間を与えてくれるだろう。最近の4つか5つのラリーは、激しくあっという間だった」と彼は語った。

「メキシコの事故や新しいコドライバーを迎えた(ツール・ド・コルスで通常のコドライバーであるダン・バリットに代わり、フィル・ミルズがコドライバーを務めた)こともあり、各イベントの間の準備は余裕がなく、本当に目まぐるしい状態だった」

「僕たちはMスポーツへ行ってチームの皆と一緒に仕事をするためにもう少し時間を取れれば嬉しい。そして今年の後半はさらに前進したい」

 最近のラリーで彼は力強いペースを示していることから、結果に対する彼の不満はさらに募っている。

「ポルトガルとイタリアのスタートを見ても、僕たちには確かにスピードがあることが分かっている。これまでのところ十分な結果を得られていないだけだ」とエヴァンスは説明した。

「僕はフィンランドを楽しみにしている。僕はそこで必ず競うことができるという前向きな考え方を自分に植え付けたい。そしてラリーを最後まで終えることができれば嬉しい」