WRC2019/11/16

エヴァンスのトヨタ移籍が決定? そしてオジエは?

(c)Citroen

 トヨタGAZOOレーシングWRTにエルフィン・エヴァンスが加入することが決定的になったと英オートスポーツが報じている。早ければ来週末までに発表が行なわれることになるという。

 トヨタは、新たにワールドチャンピオンとなったオイット・タナクがチームを去ってヒュンダイへ移籍するという衝撃の後、ラインアップの見直しを迫られることになっていたが、セバスチャン・オジエとエヴァンスで来季を補強すると噂されている。

 トヨタのチーム代表を務めるトミ・マキネンは、これら二人についての契約がすでに確定したものだとする報道については憶測にすぎないとして退けているが、チームのラインナップについてはもう間もなく決定する可能性があると語っている。

「我々がいますぐ話せるようなことは特にない。正直なところ、我々はまだ何も契約を行なっていないからね」とマキネンは語った。

「オーストラリアであのような出来事があって中止になったため、話し合いや交渉も少なからず妨げられることとなった。今の時点では何とも言えないが、100パーセントはっきりした時点ですぐにでもみなさんにそれを報告するつもりだ。来週の終わりにでもその報告ができることを期待したい」

 エヴァンスは先月の終わり、プーポラにあるトヨタGAZOOレーシングのヘッドクオーターを訪れており、来季ヤリスWRCをドライブするという合意に至ったと考えられている。エヴァンスについて聞かれたマキネンは次のように答えている

「我々は彼ことをずっと見てきて、彼の進化を追ってきた。そして非常に気になっていることは間違いない」

 オジエは、シトロエンが現在経営陣の中で協議されているように選手権から撤退するということになれば、彼のトヨタへの移籍がより現実的なものとなるが、Mスポーツへ復帰がもう1つの選択肢として考えられている。

 オジエがシトロエンから開放されることになった場合にどのように関心を抱いているのかを聞かれたマキネンは次のようにコメントしている。

「様子をみてみよう。我々には実際どうなっているのか分からないからね」

「シトロエンのこの話が事実だとすればとても心配なことだが、まだ確かなことは何も分かっていない。この選手権とスポーツのためにマニュファクチュアラーの存在は不可欠だ」