セバスチャン・オジエは、WRC最終戦のラリー・サウジアラビアには多くのサプライズが待ち受けていると警告している。
長かったシーズンはいよいよ残り1戦となったが、オジエは今年3戦を欠場してきたのもかかわらず、9度目の世界タイトル獲得に向けて確固たるポジションを維持している。チームメイトでありチャンピオンシップリーダーであるエルフィン・エヴァンスとの差はわずか3ポイントにすぎない。
オジエはシーズンを通して素晴らしい成績を残している。唯一のミスはセントラル・ヨーロッパ・ラリーで、パンクによりコースアウトしたことだが、彼はそのほかのラリーですべてにおいて表彰台を獲得しており、前戦のラリー・ジャパンでは、エヴァンスを11.6秒差で下して今季6勝目を挙げている。この結果、彼は最終戦サウジアラビアでは一番手で走るチームメイトのすぐ後ろで走ることになる。
オジエはタイトル争いが激しくなっていることにプレッシャーを感じることなく、最終戦にはより高いモチベーションで臨むことができると強さをみせている。
「もちろん、これほど激しいタイトルを繰り広げるのは初めてではない」とオジエは語った。「しかし、この熾烈さこそが、我々の選手権にとっても良いことであり、最終戦への期待を高めることにもなる。さあ、最終戦もこの水準を維持してくれることを願おう。良い戦いをしなくてはならない」
オジエが「高い水準を願っている」と言及しているのは、シーズン最終戦となるサウジアラビア・ラリーが初開催だからだ。トヨタのテストドライバー、ユホ・ハンニネンは、今年初めに中東ラリー選手権のサウジアラビアラウンドが開催された際に、ジッダ周辺のステージを視察した。このイベントはWRC本戦のリハーサルを兼ねていたが、いくつかのステージがキャンセルされるなど、すべてが順調に進んだわけではない。おまけに夏前のこのイベント以降もサウジアラビアのステージは何度かの荒天に見舞われ、ステージが直前まで準備されていたと報じられている。路肩にはパンクを引き起こす、無数の岩が待ち受けているようだ。
「多くのサプライズが待ち受けていると思うが、あまり多くないことを願っているよ。なぜなら、我々は良い戦いができるだけのセットアップを持っていると思うからね。だから、あまりトラブルにならずにフェアな戦いができることを願っている。それが今の僕の唯一の願いだ」とオジエは付け加えている。