WRC2017/12/15

オジエ、モンテのためのプレテストを開始

(c)Yukari Okamoto

(c)Yukari Okamoto

 セバスチャン・オジエは水曜日、フランス・アルデシュ県のサン・ジョゼフ・デ・バンのステージにおいてラリー・モンテカルロのためのプレテストを開始した。

 Mスポーツは今週の火曜日からフレンチ・アルプスでテストを開始しており、その初日はエルフィン・エヴァンスがドライターマックでテストを行っている。オジエはこの日、パリで行われたFFSA(フランス・モータースポーツ連盟)の表彰式とパーティにジュリアン・イングラシアとともに出席、5年連続のワールドタイトルを祝福する「金のハンドル」賞を受賞したあと、そのままアルデシュへと移動して火曜日のテストに臨んでいる。

 火曜日の朝は晴れとなったが、気温は氷点下に冷え込んだコンディションのなかでオジエのテストは始まった。
 
 純白のボディに大きなレッドブルが描かれたフィエスタWRCを駆ったオジエだが、エンジンにトラブルが起きたため、午前中はあまり走行回数をこなせていない。

 オジエは、昼から少し雪が降り始めたステージで順調にテストをこなすことになったが、雪は積もるほどではなく、この日はドライコンディションのなかでタイヤのマッチングテストに終始している。

「タイヤは最初にスーパーソフトを試し、次にソフトを試した。路面はかなりグリップするので、スーパーソフトはすぐに磨耗してしまう」とジュリアン・イングラシアは語っている。

 オジエがテストしたフォード・フィエスタWRCはフロントおよびリヤのエアロダイナミクスなど外観上は大きな変更がないように見られ、エンジンなどにも大きなアップデートをしないで2018年開幕戦に臨むことになるとされている。