WRC2018/06/11

オジエ、執行猶予付きポイント剥奪免れる

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 ラリー・イタリア・サルディニアを2位でフィニッシュしたセバスチャン・オジエとジュリアン・イングラシアが最終日にタイムカードをタイムコントロールから受け取り忘れたという出来事をめぐり、二人に重いペナルティが科される可能性があるとしてサービスパークは騒然となったが、二人は執行猶予付きではあるもののノーポイントを免れることになった。

 サルディニアの最終日、オジエはSS19カーラ・フルミーニを走行後、ストップコントロールでマシンを止めたものの、イングラシアがタイムコントロールからタイムカードを受け取らずに最終ステージに向かうという珍しい事件が発生することになった。

 タイムカードがなければオジエは次の最終ステージの前に置かれたタイムコントロールにチェックインできないばかりか、パワーステージを走行できない事態が発生する恐れがあったが、幸いにも後続のオット・タナクがこのタイムカードを受け取り、次のステージのリグループでイングラシアにカードを手渡して事無きを得ている。

 だが、スチュワードはこの行為が定められた場所以外において外部からのアシスタンスを禁じているFIAスポーティングレギュレーション2条13項に該当するかどうかを巡って、ラリー後のスチュワードミーティングにイングラシアとMスポーツの責任者のリチャード・ミレナーを召喚して調査を行っていた。スチュワードはその結果、オジエとイングラシアが規則に反したことを認め、二人が獲得したそれぞれの選手権の18ポイントとMスポーツ・フォードのマニュファクチャラー選手権の22ポイントについて、シーズン終了までにふたたび同じ行為をしないことを条件で執行猶予付きの剥奪と10000ユーロの罰金を科すことを決定している。

 スポーティングレギュレーションでは2条13項および48条2項において、競技者が競技中に定められた場所以外ではいかなる固体・液体はもちろん、スペアパーツ、工具などをほかの競技者やチーム関係者から受け取るほかサービスを受けてはならないとして定めている。

 イングラシアは、スチュワードの調査において間違いを犯したことを認めている。彼はタイムカードをストップコントロールで渡した際、オフィシャルからペットボトルの飲料水をもらったときにタイムカードをいっしょに受け取ったと勘違いしたと説明している。イングラシアがこのミスに気付いたときには、タイムコントロールにクルマや徒歩で取りに帰るには遅すぎたが、彼はオフィシャルからそのまま走行して他の競技者からカードを受け取るよう指示されたと説明している。

 スチュワードは、イングラシアのミスを認めたうえで、この違反がフォード・フィエスタのパフォーマンスに影響を与えたものでないことなどを考慮した結果、この決定を行ったと説明している。