WRC2023/04/28

オジエ、6月のサルディニア参戦を公式に認める

(c)Toyota

 セバスチャン・オジエは6月1日〜4日に行われるラリー・イタリア・サルディニアで世界ラリー選手権に復帰することをWRC.comで公式に認めた。

 クロアチア・ラリーを5位で終えたオジエは、ドライバーズ選手権のリードを維持しているものの、優勝を飾ったチームメイトのエルフィン・エヴァンスに同ポイントで並ばれ、さらに11ポイント差にカッレ・ロヴァンペラ、オイット・タナク、ティエリー・ヌーヴィルという主要なドライバーが続いている状況にある。

 オジエは来月開催される次戦のラリー・デ・ポルトガルをスキップするため、選手権のリードを失うことは確実ではあるが、過去に4度優勝しているラリー・イタリア・サルディニアではフロントランナーとしてではなく、後方のポジションからスタートすることになるため優勝争いも可能となるだろう。

 しかし、オジエはサルディニアへの出場を決めたのは、クロアチアの結果とは関係なく、当初からの計画だと説明した。

「これはもう長くからの計画だったんだ」とオジエはWRC.comに語った。「その日を終えて決めるわけでも、あるいは今決めることでもなく、今年の初めからすでに考えていたことなんだ」

「サルディニアは昨年、チームにとって厳しいラリーだったので、そこに参加することで助けになればというのが、ずっと考えていたことだった。クロアチアの結果で決まったわけではなく、早くから決めていたことなんだ」

 オジエは、クロアチアでは金曜日に路面の段差でホイールを破損したことが響き、5位でラリーを終えることになったが、それ以外ではチャンピオンにふさわしい力強い走りを見せて誰よりも多くのステージを制している。

「でも、モータースポーツにはそういうこともあるんだ。もちろん、もっと多くのものを蓄えていたのだが、それがうまくいかなかった」