WRC2018/05/18

オジエのペナルティに対するMスポーツの控訴棄却

(c)M-Sport

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、ラリー・メキシコにおいてセバスチャン・オジエに科せられたタイムペナルティの取り消しを求めてFIA国際控訴裁判所にアピールを行っていたが、この訴えは却下されることになった。

 オジエは、メキシコの最終ステージでシケインをカットしたため10秒のペナルティを科せられたため、パワーステージでの2番手タイムが幻となり、彼はボーナスポイントを失うことになった。

 Mスポーツ・フォードは、5月4日にパリで行われたFIA国際控訴裁判所の聴聞会に出席、最終的な判定を待っていたが、ラリー・デ・ポルトガルのスタート前日の木曜日にこの決定を覆すための努力が成功しなかったという報せを知らされることになった。

 この結果、選手権リーダーのオジエはティエリー・ヌーヴィルに対して10ポイント差、オット・タナクに対して28ポイント差をつけてラリー・デ・ポルトガルをスタートすることになるが、Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのチームディレクターを務めるマルコム・ウィルソンはさらなるオプションを検討していると語り、スイスのスポーツ仲裁裁判所に異議申立てを行う可能性があることを示唆した。

「もちろん、我々は控訴の結果に非常に失望している。今はラリー・デ・ポルトガルでのパフォーマンスに集中しなければあらないが、このイベントが終わったら、我々はオプションを検討することになる」とウィルソンは語っている。