WORLDWIDE2018/02/05

オストベルグ、母国フィンスコグで7度目優勝

(c)Adapta MS

 マッズ・オストベルグが、母国で開催されたラリー・フィンスコグで7度目の勝利を収め、2週間後のラリー・スウェーデンにむけて着々と準備を行った。

 2月3〜4日に開催されたノルウェー選手権第2戦のラリー・フィンスコグにオストベルグは開幕戦と同様にアダプタ・モータースポーツのフォード・フィエスタWRCで出場、スノーステージで実戦トレーニングを行った。

 彼はノルウェーの選手権で使用が許されているスタッドが長くナロータイプのウィンタータイヤを装着せず、不利を承知でWRCタイプのピレリ・ソッドゼロのウィンタータイヤを装着して臨み、8つのステージのうち7SSにおいてベストタイムを獲得、同じく母国イベントに臨んだオーレ・クリスチャン・ヴェイビー(シュコダ・ファビアR5)に1分17.6秒差をつけて優勝を飾っている。

「ここで世界選手権を現実に走りたかったんだ。そのためにもWRCのタイヤを持ち込み、あえて痛んだタイヤでステージに挑んでみた。スウェーデンではいつも2度目の走行ではグラベルの上を走ることになり、あっという間にスタッドが抜け落ちてしまうんだ」

「いまのところシトロエンからはスウェーデンの一戦だけしか決まってないし、残りのシーズンがどうなるかわからない。チームでのテストは1日が予定されているだけなんだ。だからできるかぎりの準備をしたかったんだ」

 ヴェイビーから1分36秒差の3位には地元のアンデルス・グロンダル(フォード・フィエスタR5)が続くことになった。

 また、開幕戦シグダルス・ラリーで優勝を飾ったニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアR5)は、プレテストでヘラジカを避けるためにクラッシュしてマシンダメージを負ったものの、どうにか修理が終わってスタートに間に合ったが、コースオフでリタイアとなっている。