インターナショナル・オタゴ・クラシック・ラリーに出場したマッズ・オストベルグは、サスペンションのトラブルによって優勝争いには加わることができなかったものの、ニュージーランドの素晴らしいステージを楽しくドライブできたようだ。
オタゴ・クラシック・ラリーは14日にスタート、オストベルグはSS1をスタートしていきなり2.8km地点でサスペンションを壊してリタイアすることになってしまった。
ロセンデールチームはオストベルグのエスコートRS1800のサスペンションを修理、残念ながら優勝のチャンスは早くもなくなってしまったものの、彼はSS4からステージに復活、4つのステージでベストタイムを奪って、ファンの前で豪快な走りを見せている。
翌15日もオストベルグにとっては同じような一日となってしまった。彼はSS11でサスペンションに問題を抱え、ステージサイドで印象的な修理を施した。
チームは壊れたサスペンションを修理するために、金属の杭と農家の溶接機の助けを借りることとなり、見事、オストベルグはSS14からコースに復帰することになった。
「サスペンションアームが壊れてしまったので、僕たちはそれを再び溶接しなければならなかった」とオストベルグは語った。
「ステージで、僕たちは小さな溶接機を持つ農家を見つけることができた。チームはスチール片をアームに溶接し、再び取り付けた」
彼はその後、最後の4つのステージをすべて勝利しただけに、トラブルが悔やまれる結果となった。
今年のインターナショナル・オタゴ・クラシック・ラリーは、レーガン・ロスが素晴らしい走りで優勝を飾った。
土曜日のステージを終えてリードしたロスは、日曜の序盤にリードをさらに拡大し、最終的に1分41秒の大差をつけて勝利することになった。
ロスは、フォード・エスコートRS1800を駆り、何年もの間、オタゴで素晴らしいペースを見せて来たが、勝利には届かなかった。昨年もゲスト参戦した元WRCドライバーのマルコ・マルティンまであと一歩のところまで迫りながらも優勝を逃しており、今回その雪辱を果たし、初めての勝利を飾っている。