WRC2019/01/15

オストベルグ、C3 R5でWRC2プロ参戦を発表

(c)Citroen

 マッズ・オストベルグは、シトロエン・レーシングと共同で、2019年のFIA WRC2プロ選手権に参戦することを発表した。彼は、ベルギーのDGスポーツが走らせるシトロエンC3 R5を駆って2月14〜17日に開催されるラリー・スウェーデンからWRC2への参戦を開始する。

 オストベルグは昨年、シトロエンの要請で、ラリー・デ・ポルトガルでグラベルデビューするC3 R5のテストドライブを行っているが、このマシンでの実戦経験はない。

「トップレベルのマシンで2019年シーズンに走るチャンスがなくなったとき、がっかりしたことを認めなければならないが、僕にとってのラリーは仕事を超えた情熱とも言えるものだった。僕はファクトリードライバーとして3年間、シトロエン・レーシングで多くの良い経験を共有してきた。これが、私がこの選択肢を選んで走ることに決めた主な理由の1つだ」とオストベルグは語った。

「これは挑戦だろう。僕はこのマシンの実戦経験がなく、最初のラリーはもうすぐやってくる。確かに忙しい時間になる。最初の主な焦点はマシンを開発すること、そしてうまくいけばWRC2で最初のC3 R5の勝利を獲得することができる。シトロエン・レーシングの専門知識と僕の経験を組み合わせることで、それは可能になるはずだ」

 オストベルグは、2018年シーズンをともにしたトシュテン・エリクセンをふたたびコドライバーとして、新しいチャレンジに挑む。彼は、今週末に行われるノルウェー選手権シグダルス・ラリーにはスバル・インプレッサWRXで出場するが、1月27日に第2戦ラリー・ハデランドにはC3 R5で出場して、ラリー・スウェーデンにむけた準備を行う。

「トシュテン(・エリクセン)は、どんなレベルの競技でも十分な仕事ができることを証明してきたからね」とオストベルグは語った。

「ラリー・オーストラリア以来、僕らには長いラリーブレイクだった。他のチームがモンテカルロのテストをしている間、僕は家にいたが、スウェーデンのためのテストのスケジュールは練ってきた。短い時間でやるべきことがたくさんある。シトロエンC3 R5での最初の走行は27日に行われるラリー・ハデランドになるだろう。ラリーはスウェーデンのためのテストになるはずだ」