WRC2017/05/19

オストベルグとヌーヴィル、首位で発進

(c)OneBet JCWRT

 
 世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・デ・ポルトガルが木曜日に開幕、ロウサダのスーパーSSを終えてマッズ・オストベルグ(フォード・フィエスタWRC)とティエリー・ヌーヴィル(ヒュンダイi20クーペWRC)が同タイムで並んで首位に立っている。
 
 ラリー・デ・ポルトガルは今年もポルトガル王国発祥の地ギマランイシュでのスタートセレモニーに続いてロウサダ・ラリークロスサーキットでのスーパーSSで始まることになった。3万5000人を超える熱狂的なファンが詰めかけるなか、夕方から始まったこのステージで初のDMACKタイヤでの参戦にもかかわらずオストベルグが2分36.6秒のトップタイム、コルシカとアルゼンチンで2連勝して波に乗っているヌーヴィルも同タイムで首位でスタートすることになった。

 首位から0.1秒遅れの3番手にはヒュンダイのヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)、4番手には前戦で惜しくも0.7秒差で勝利に届かなかったエルフィン・エヴァンス(フォード・フィエスタWRC)が続き、トップ4のうち2台のDMACKユーザーが占めることになった。
 
 シェイクダウンでトップタイムを奪ったダニエル・ソルド(ヒュンダイi20 クーペWRC)も0.5秒差の5番手、6番手には選手権リーダーのセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)が0.7秒差で続くことになった。

 ドライコンディションとなったロウサダはあまりにダストがひどく途中でコースに水が撒かれたため、トリッキーな路面に手を焼くドライバーも現れることになった。オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)は2.4秒遅れの12番手、大きなアンダーステアを出してあわやバリアに激突しそうになったトヨタのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は、ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC)と並んでどうにか首位から1.5秒遅れの7番手で続くことになった。
 
 シトロエンのクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)は慎重な走りで首位からは2秒遅れの10番手につけることになった。
 
 ラリー・デ・ポルトガルはこのあとマトジニョスでのナイトホルトとなり、金曜日の朝10時9分(日本時間18時9分)からスタートするビアナ・ド・カシュテロのステージで再開する。