RallyCross2018/06/05

オリヴァー、ノルディックRXで今季初優勝

(c)RallyX Nordic

 スウェーデンのアルヴィーカでノルディック・ラリークロス選手権の第2戦が行われ、16歳のオリヴァー・ソルベルグがスーパーカー・カテゴリーで今季初優勝を飾り、選手権2位に浮上している。

 アルヴィーカはオリヴァーにとって昨年のノルディック・ラリークロス選手権初優勝を飾った思い出のレースだ。どしゃぶりの一年前とは異なり、猛暑となった今年のファイナルは、昨年、スーパーカーのタイトルを獲得したトーマス・ブリンテソン(フォード・フィエスタ)と、同じくセミファイナルを勝ちすすんだソルベルグの対決となった。

 ブリンテソンが素晴らしいスタートでレースをリード、オリヴァーがそれに続いたが、1周目の最終コーナーの出口でブリンテソンはワイドになり、スピードに乗ったオリヴァーが2周目の1コーナーで首位に浮上することになった。一年前と同じく、父ペターが見守るなか、オリヴァーはそのままリードを譲ることなく、ブリンテソンに3.97秒差をつけて今季初優勝を飾ることになった。

 オリヴァーは、開幕戦ヘリエスではファイナルで抜け出すチャンスがなくて4位に終わっており、この勝利で選手権でも挽回できたことをうれしく思っていると語った。

「アルヴィーカで再び勝利でした。開幕戦のヘリエスではいくつかの問題を抱えていたが、これで選手権が再びうまくいくことを願っている」とオリヴァーは語った。

「大変な一日だった。朝の最初のヒートでは問題があったが、調整したらすぐにクルマは素晴らしくなったので、レースに集中することができた。ファイナルでは素晴らしいスタートを切った。ブリンテンソンに最初のコーナーで先行されたにもかかわらず、僕は彼より速く行けると感じたんだ。彼が最終コーナーでワイドになったとき、僕はうまくイン側にとどまり、彼を引きずり落とすことができた! 今月末に母国のグレンランドで行われるホームラウンドの前に、再び勝利することができたので自信になったよ」