WRC2018/07/12

カイエタノビッチ、ドイツへの参戦を決定

(c)LOTOS Rally Team

 LOTOSラリーチームのカイエタン・カイエタノビッチは、先月のラリー・イタリア・サルディニアの厳しい結果を跳ね返すべく、次戦のラリー・ドイッチュランドではベストを尽くすと発表した。

 3年連続ヨーロッパ・チャンピオンに輝いたカイエタノビッチは、今季、ERCからWRC2にスイッチ、6月のラリー・イタリア・サルディニアから参戦を開始してきた。しかし、その初戦は苛々する展開となり、彼はパンクのあと、大雨のステージでコースオフを喫して7位に終わっている。

 カイエタノビッチは今季4戦計画の2戦目としてドイツへの参戦を決定、コドライバーのマチエイ・スチェパニアクとともに試練に挑む。

「ラリー・イタリア・サルディニアのあと、僕らの強みについては知っているつもりだが、経験不足についても認識している」とカイエタノビッチは語った。

「ドイツの目標も変わりない。今年のそれぞれのラリーでは新人のつもりだが、もちろん野心もあるので、僕らは最善を尽くすつもりだ」

 39歳のカイエタノビッチは、多くのポーランド・ファンがこの夏はドイツへの旅行を計画していることを知ってこの参戦を決定したと語った。

「ドイツはポーランドにもっとも近い場所で行われるWRCなので、ファンたちからドイツへの旅行を計画していると言われたんだ」

 カイエタノビッチは今週、ポーランドのサーキットでレーシングカートによるトレーニングを行い、ターマックのドライビングを学んでいる。彼の今季の残り2戦については、ラリー・ドイッチュランドのあとで発表される予定だ。