WRC2019/10/12

カミリー、シトロエンC3 R5でスペインに参戦へ

(c)Eric Camilli

 エリック・カミリーは、サンテロック・レーシングのシトロエンC3 R5を駆って10月24-27日に開催される次戦のラリー・デ・エスパーニャに出場する。彼は今季の世界ラリー選手権のラウンドにフォルクスワーゲン・ポロGTI R5、フォード・フィエスタR5 Mk2
で出場しており、C3 R5はこれらに続く3台目のR5マシンとなる。

 以前にMスポーツ・ワールドラリーチームからトップカテゴリーに参戦してきたカミリーは、トップレベルのスピードでマシンを評価できることから開発ドライバーとしての腕も高く評価されており、今季もフォルクスワーゲン・モータースポーツ、Mスポーツ、シトロエン・レーシングという3つのトップマニュファクチャラーのテストドライバーを務めている。

 ドライバーとしてのWRCプログラムは今季は3戦にとどまっているが、ポロGTI R5で出場したツール・ド・コルスは火災に見舞われるまでWRC2のトップを快走、Mスポーツの新しいフィエスタR5 Mk2のWRCデビューを任されたフィンランドではWRC2プロの2位、ドイツでも同じマシンで2位でフィニッシュしている。

 カミリーは2018年のスペインではフォルクスワーゲン・モータースポーツに起用されてポロGTI R5を世界デビューさせており、このときは惜しくもギヤトラブルでチームにデビューウィンをもたらすことはかなわなかったが、一年前とは異なるC3 R5でこのカテゴリーのタイトル候補と競って勝利を目指す。

「C3 R5で次戦のスペインに参戦できる。なんて素晴らしいチャンス! この新しくて素晴らしいチャレンジを用意してくれたシトロエン・レーシング、トータル、ミシュラン、そしてチーム・サンテロック・レーシングに感謝したい。ありがとう。僕らはラリーの前に2日間のテストを予定している。待ちきれないよ!」とカミリーは語っている。