ダカール・ラリー2026は木曜日、アル・ウラからハイルまでの全長371kmのステージ5が行われ、フォード・レーシングのミッチ・ガスリー(フォード・ラプター)が今大会2度目のステージ優勝を飾り、総合リードはトヨタGAZOOレーシングW2RCのヘンク・ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス)が守っている。
ステージ5はガスリーとナニ・ローマ(フォード・ラプター)のフォード勢がステージ優勝をかけて激しい争いを繰り広げた。経験豊富なスペイン人ドライバーであるロマは、終盤でわずかに前に出て、4秒差でステージ最速タイムを記録してフィニッシュするかに見えたが、スピード違反により1分10秒のタイムペナルティを科され、ステージ2位に後退することになった。最終的にステージ優勝を手にしたのはアメリカ人ドライバーのガスリーだった。チェコ人ドライバーのマルティン・プロコップ(トヨタGRハイラックス)が3位に入り、フォードが1-2-3フィニッシュを達成した。
ルーカス・モラエス(ダチア・サンドライダー)が4番手タイムでフィニッシュし、その後ろにはさらにフォード勢のデニス・クロトフ(フォード・ラプター)、マティアス・エクストローム(フォード・ラプター)、カルロス・サインツ(フォード・ラプター)が続いた。
前日のステージで圧倒的な強さを見せたラテガンは、ステージ5のコースオープナーという難しい任務を担って苦戦、ガスリーのステージ優勝タイムから13分弱遅れてフィニッシュしたが、総合首位は依然として維持した。
「本当に、本当に、本当に難しかった。自分が先頭で走ったステージの中でも、最も難しいステージの一つだった。バイクの走行跡はなく、多くのラインが非常に細かった。雨でほとんどが流されてしまった」とラテガンは嘆いた。
「この2日間は本当は一番手で走りたくなかったが、(ナビゲーターの)ブレット(・カミングス)が素晴らしい仕事をしてここまで来ることができた。3ヶ月前に初めてテストしたマシンが、2日間のマラソンを走りきったというのは、チームが素晴らしい仕事をしたおかげだよ」
アル-アッティーヤは当初、11番手タイムでフィニッシュしていたが、2分のタイムペナルティを受けて15番手タイムに後退することになった。それでも彼は首位のラテガンから3分17秒遅れの2位でマラソンステージを無事完走できたことを喜んでいる。
「簡単なステージではなかった。最初からミスやパンクを起こさずに走れるように努め、良い仕事ができたと思う。ヘンク・ラテガンは本当に良い走りを見せて、僕たちは彼の後ろを走っていた。本当にリスキーだったので、追い抜く必要はなかった。ナビゲーションも簡単ではなかったが、マラソンデーが終わり、とても満足しているよ」
総合3位から6位までをフォード勢が占め、エクストロームが3位、ロマが4位、サインツが5位、そして木曜日のステージ勝者であるガスリーが6位なっている。
また、ダカール初優勝を狙う、9度のWRC王者であるセバスチャン・ローブ(ダチア・サンドライダー)はステージ前半で安全策をとったこともあり、トヨタとフォードのライバルたちに対してさらにタイムを失い、首位から17分55秒遅れの総合8位にとどまっている。
「昨日のようにスタート早々にパンクするのが怖かったので、最初の200kmは慎重に走り、後半はよりハードにプッシュした。これまでは、スペシャルステージの序盤でパンクして、その後はゆっくり走らざるを得なくなったので、まずはステージを完走することが第一だったので、素晴らしいステージを走れたと思う」とローブは語っている。
リヤドでの公式休息日を前に残るステージはあと1つとなったが、総合首位のラテガンとアル-アッティーヤとの差は3分17秒という僅差であるだけでなく、首位から4位までのタイム差はわずか8分33秒という激戦となっている。