APRC2017/11/27

ギルが3度目のAPRC王座に輝く

(c)Skoda

 2017年アジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)最終戦のコーヒーデイ・インディア・ラリー・オブ・チクマガルルは26日に最終日を迎え、チームMRFシュコダのガウラブ・ギル(シュコダ・ファビアR5)が母国ラウンドで圧勝、2年連続でAPRC王者に輝くことになった。

 2013年と2016年にAPRCチャンピオンを獲得していたギルは、今回の王座でポッサム・ボーン、ケネス・エリクソン、カラムジット・シンに並ぶ3度のAPRC王者となり、2006年から2009年に4連覇しているコディ・クロッカーの記録に迫ることになった。

 レグ1でチームメイトのオーレ・クリスチャン・ヴェイビーが駆動系の問題によって大きく遅れたため、選手権リーダーのギルは16分近い圧倒的なリードを得て最終日をスタートすることになった。一つのステージを除きヴェイビーが残りの3ステージすべてにおいてベストタイムを奪うことになったが、ギルは堅実なペースを守り抜いて今季3勝目を獲得、3度目のAPRC王座に輝くことになった。また、チームMRFシュコダにとっては6年連続での王座となっている。

「このような厳しい選手権を獲得できたことを本当にうれしいよ。とくにチームメイトのオーレ・クリスチャン(・ヴェイビー)を破って王座を獲得できたことに本当に満足している」とギルは語った。

「オーレ・クリスチャンはWRC2を走る才能あるドライバーであり、ポーランドでも勝利している。さらに重要なのは、この勝利はインドのモータースポーツにとってであり、インド人のドライバーは世界最高の才能と競うことができることを示したことだ」

 ヴェイビーは最終日に追い上げて地元のPGアヒラシュ(スバル・インプレッサWRX STI)を逆転して2位でシーズン最終戦を終えている。