APRC2017/11/25

ギルとヴェイビー、APRC最終戦で激突

(c)APRC.tv

 2017年のアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)は、今週末に開催される最終戦のコーヒーデイ・インディア・ラリー・オブ・チクマガルルでチャンピオンが決定する。

 現在、選手権は、昨年の王者であるチームMRFシュコダのガウラブ・ギルがリード、6ポイント差でチームメイトのオーレ・クリスチャン・ヴェイビーが追い掛けている。

 ギルは昨年もこの母国ラウンドで優勝を決めており、知り尽くしたツイスティな山岳ステージにおいて今年もまた地元の声援を味方にして勝利を狙う。

「これまで接戦が続き、非常にエキサイティングだった」とギルは記者会見で語った。「ここでは2位でフィニッシュするつもりはない。勝つつもりで行く。以前にも数回ドライブした経験もあるので少しは有利だが、ステージは年とともに変わってきた。非常に狭かったが、いまははるかに広くなっている」

 ヴィイビーはインドを走るのは初めてとなるが、今季はWRC2にも参戦してきており、マシンへの経験を身につけて勢いにも乗っている。

「すべてのステージで攻めなければならない。ギルと僕の厳しい戦いになるだろう。インディア・ラリーは初めての参戦になるので、すべてが新鮮だよ。とくにこのような交通渋滞は見たことがなかった。ラリーの計画について話す前に、この渋滞をなんとか処理しなければならない」

 ニュージーランドのマイケル・ヤングは、先週末のラリー・オーストラリアではシトロエンDS3 R3Tを駆って2WDクラスで優勝を飾っており、今回はフォルクスワーゲン・インドの支援によるVWポロR2での参戦となる。

インディア・ラリーは、24日金曜日午後にアンバー・バレーのインド寄宿舎学校で行われるギャラリーステージで始まり、日曜日の15時にチクマガルルのコーヒーデ・グローバルでポディウムを迎える。