RallyCross2017/08/06

クリストファーソン、カナダRX予選初日をリード

(c)FIAWorldRallycross.com

 世界ラリークロス選手権第5戦はカナダのトロワ・リビエールで5日に開幕、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデン・チームのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI)が予選初日を終えてインターミディエイトポイントでトップに立っている。

 トロワ・リビエールは1回目のフリープラクティス開始直後から大雨に見舞われ、2回目のフリープラクティスが2時間以上も遅れるという波乱の幕開けとなったが、午後から始まるQ1までには急速に路面も乾きはじめるものの、ウェットとドライがミックスした難しいコンディションで行われることになった。

 クリストファーソンはQ1で2番手タイム、Q2ではチームメイトのペタ−・ソルベルグとの接戦を制してトップタイムを奪い、初日をリードすることになった。初日の2位には、Q1でトップタイムを奪ったEKSチームのトピ・ヘイッキネン(アウディS1)。ソルベルグはQ1ではウェットの残るセクションで押し出されて6番手タイムにとどまったため、初日は3番手につけることになった。

「チームに大きな感謝を述べなければならない。今シーズンはウェットでは最速ではなかったが、ヘリエスのあとの休憩中には、ウェットで2回テストを行い、多くを改善してきたんだ」と選手権リーダーのクリストファーズソンは語った。

「Q1の終わりに近づくにつれて、路面が乾きつつあり、遅すぎないだろうかと少し怖かったが、結局、トピ(・ヘイッキネン)が僕より少しだけ速かっただけなので満足している。Q2では素晴らしいスタートができて、そこからペターを打ち負かそうと力を尽くした。僕にとっては素晴らしいスタートになったよ」

 選手権で3位につけるマティアス・エクストローム(アウディS1)は初日4番手、ケヴィン・エリクソン(フォード・フィエスタ)が5番手につけており、セバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)は、Q2で技術的な問題を抱えたアンドレアス・バックルド(フォード・フォーカスRS RX)に接触されたために初日11位となっている。