WRC2023/02/27

グリーンスミス、シュコダ・デビュー戦で2位獲得

(c)Gus Greensmith

 2月24〜25日にポルトガルで行われたラリー・ビエイラ・ド・ミーニョは雪が降るなかで行われ、シュコダ・ファビアRS Rally2でのデビュー戦を迎えたガス・グリーンスミスは、惜しくも2位となっている。

 グリーンスミスは、3月に行われるWRC第3戦ラリー・メキシコに向けた準備としてファビアRS Rally2での初戦としてポルトガルのアマランテ・エリアで行われたラリー・ビエイラ・ド・ミーニョに臨むことになった。

 ラリーは、元スバルとシトロエンのファクトリードライバーだったチェビー・ポンズ(シュコダ・ファビアRally2エボ)が金曜夜のスーパースペシャルステージから引っ張る展開でスタート、土曜日の朝のループを終えて2位のミゲル・コーレア(シュコダ・ファビアRally2エボ)を11.9秒差をつけてリード、雪が積もったグラベルでコースオープナーを務めたグリーンスミスは28.1秒遅れで続くことになった。

 しかし、グリーンスミスはSS5でこの週末初のベストタイムを獲得して2位に浮上、さらにSS6でも連続してベストタイム、最終ステージのSS7でもポンスを1kmあたり1.19秒も引き離す素晴らしいベストタイムで首位まで6.1秒差に迫ったものの、惜しくも2位でフィニッシュとなった。

「朝は雪かき、午後はラリードライバーになることができたよ。最後の数ステージで追いつくにはわずかに足りなかったが、ラリーの一瞬一瞬を楽しんだ。いつも歓迎してくれるポルトガルのファンの皆さん、オブリガード(ありがとう)!」とグリーンスミスは語っている。