WRC2023/02/26

グリーンスミス、メキシコ以降のフル参戦を発表

(c)WRC Promoter/wrc.com

 今季のWRC2選手権に挑むガス・グリーンスミスが、ポルトガルのグラベルでシュコダ・ファビアRS Rally2 をテストした。彼は今週末にポルトガルで行われるラリー・ヴィエイラ・ド・ミーニョに参戦してさらなる準備を行ったあと、3月末に行われるラリー・メキシコからフル参戦プログラムを開始する。

 昨年末までMスポーツ・フォードのファクトリードライバーだったグリーンスミスは、2023年に新たな挑戦を開始し、トークスポーツがプリペアしたファビアRS Rally2でWRC2フル参戦を行う計画だ。

 ポルトガルのグラベルでテストを行ったグリーンスミスは、金曜日から始まるラリー・ヴィエイラ・ド・ミーニョでさらに貴重な走行距離を積んでシーズンの準備を行う。このラリーは、5月に開催されるWRCラリー・デ・ポルトガルでも使用されるアマランテ・エリアのステージが設定されているため、メキシコとともにポルトガルの参戦を予定するグリーンスミスにとってはこのマシンの素晴らしいフィードバックの機会になるはずだ。

「ここ数年、トークスポーツとシュコダがWRC2で強豪であることは明らかで、シュコダが新型ファビアRSを発表したこともあり、難しい決断ではなかった」とグリーンスミスは説明した。

「しばらく乗ってみて、このクルマは正しい選択だったと思った。あまりスピードが出ていないんじゃないかと思うくらい、ドライブしやすいんだ。でも、データを見ると、すべてがうまくいっているようで、いいフィーリングだった。運転しやすいクルマは、速いクルマなんだ」

 グリーンスミスは3月16〜19日に行われるラリー・メキシコからWRC2参戦プログラムをスタート、クロアチア・ラリー、ラリー・デ・ポルトガルを戦い、以降すべてのイベントへの参戦を予定しているが、ノミネートイベントについてはポイントを獲得できそうなラウンドを選んでいく予定だとしている。

「今のところ、基本的には(メキシコ以降の)残りのカレンダーをこなす計画だ。どのラリーでポイントを獲得するかは、1年を通して決めていくことになる。メキシコ、クロアチア、ポルトガルでは必ずポイントを獲得し、それ以降、残りのシーズンをどうするか決める」

「優勝以外には何も考えていないと言えば嘘になるが、今年はいいライバルがいるのは確かだ。誰が勝ってもおかしくない」