WRC2025/11/28

グリーンスミスがWRC2で圧倒的なリード

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 ラリー・サウジアラビアの木曜日、ガス・グリーンスミス(シュコダ・ファビアRS Rally2)が圧倒的なステートを切って序盤から強さを見せつけ、ライバルたちが波乱が見舞われる中、WRC2で大きなリードを築いて一日を終えている。

 サファリ・ラリーで見られたシュノーケルを装着したシュコダをグリーンスミスは、水曜日夜のジャミール・モータースポーツ・スーパーSSでは7番手に終わったものの、ラリーがグラベル路面に入った途端一気に首位に浮上することになった。彼は、SS2とSS5でのステージウィンに加え、他のステージでも安定してトップ5に入るタイムをマークし、木曜日終了時点で2位のカイエタン・カイエタノヴィッチ(トヨタGRヤリスRally2)に25.5秒差をつけている。

 スーパーSSで最速だったカイエタノヴィッチは、荒れた砂漠のグラベルでリスクを抑える戦略を選択。消耗の激しいムーン・ステージやフリースのステージでも堅実な走りを見せ、グリーンスミスを視界に捉え続けた。

 3位には、SS7で最速タイムを記録して一日を締め括ったローペ・コルホネン(トヨタGRヤリスRally2)が続いており、グリーンスミスから27.0秒差となっている。

 ニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアRS Rally2)は、序盤のトラブルから見事な回復を見せている。グリアジンはSS2で左フロントのパンクにより遅れをとったものの、SS4とSS6でステージウィンを奪取し、4位でレグを終えている。現時点では、コルホネンに2ポイント差をつけ、WRC2チャレンジャータイトル獲得が見えている状況だ。

 ロベルト・ヴィルヴェス(シュコダ・ファビアRS Rally2)はSS2でタイヤ交換のためにストップしたものの5位につけている。エストニア出身のヴィルヴェスは、SS3で圧巻の最速タイムを記録、午後に入ってもコンペティティブな走りを維持している。カタールのアブドゥルアジズ・アル-クワリ(シュコダ・ファビアRS Rally2が、最も荒れたなセクションを一日を通してクリーンかつ安定した走りを見せて6位に入っている。

 一方で、このオープニングレグは多くのクルーたちにとっては過酷な展開となった。ラリー・ジャパンで初優勝を飾ったアレハンドロ・カチョン(トヨタGRヤリスRally2)はSS2でクラッシュしリタイア。パブロ・サラザン(シトロエンC3 Rally2)とファビア・シュヴァルツ(トヨタGRヤリスRally2)はSS5での、メカニカルトラブルにより戦線離脱、ヤン・ソランス(トヨタGRヤリスRally2)は一時3位まで順位を上げたがSS6でギヤボックスの故障によりリタイアとなっている。