WRC2018/10/24

コペツキのWRC2タイトルが決定

(c)Skoda

 シュコダ・モータースポーツはポントゥス・ティデマンドを最終戦ラリー・オーストラリアに出場させる計画がないことを発表、これによってヤン・コペツキの2018年FIA WRC2選手権チャンピオンが確定した。

 コペツキはこれまで今季5戦に出場していずれも優勝を飾っており、ティデマンドを14ポイントリードしている。コペツキはチームメイトのカッレ・ロヴァンペラとともに今週末のラリー・デ・エスパーニャにエントリーしているが、ティデマンドは参戦の計画はなく、残されたポイント獲得のチャンスは最終戦のラリー・オーストラリアだけとなっていた。

 シュコダ・モータースポーツのボス、ミヒャール・フラバネクは、ラリー・オーストラリアへのチームの参戦計画はなく、今週末のスペインは成功したシーズンの終わりを告げるイベントになると明かすとともにコペツキの今季の王者獲得を祝福した。

「ポントゥス・ティデマンド、そしてヤン・コペツキはともに素晴らしいシーズンを送ってきた。我々は二人にそれぞれ6戦に出場するチャンスを与えた。ヤンはスペインで6戦目のスタートを迎えようとしているが、すでにポントゥスは6戦のすべての計画を終了しているためもはや捕らえることはない」とフラバネクは語った。

「今年もWRC2選手権のドライバーとチームのタイトル両方を守ることができたことを非常に誇りに思っている。我々はこれまでの11戦のうち10勝を達成しており、スペインで初めてポロをR5の競技にデビューさせるフォルクスワーゲンを暖かく歓迎したい」

 2013年のFIAヨーロッパ選手権と2014年のFIAアジア-パシフィック選手権のタイトルを獲得してきたコペツキは、今季、4年連続通算6度目のチェコ王座を獲得するとともにFIA WRC2選手権というさらに大きなタイトルを獲得することになった。彼は今季の成功を喜ぶとともに、スペインを楽しみにしてると語った。

「これまで本当に素晴らしいシーズンを迎えることができた。WRC2で行われた5戦イベントすべて、そしてチェコ・ラリー選手権での6戦すべてにおいて勝利することができた。昨年、僕はスペインで勝利を逃した。チャンピオンのプレッシャーがすべて消えた後、その借りを解決するために全力を尽くすつもりだ」