全日本ラリー選手権最終戦のM.C.S.C.ラリーハイランドマスターズが10月18〜19日に行われ、ヘイッキ・コヴァライネン/北川紗衣(トヨタGRヤリスRally2)が今季2勝目を飾り、逆転で3度目となる全日本トップカテゴリーのJN-1クラスのチャンピオンに輝いた。
全8戦で争われる今季の全日本ラリー選手権もハイランドマスターズで最終戦を迎えた。JN-1クラスのタイトル候補は4人。開幕2戦に勝利した勝田範彦/保井隆宏(トヨタGRヤリスRally2)が選手権をリード、ラリー・カムイの1勝ながら安定した走りを続けてきた奴田原文雄/東駿吾(トヨタGRヤリスRally2)、そしてシーズン最多となる3勝を挙げながらもメカニカルトラブルのリタイアが多かった新井大輝/立久井大輝(シュコダ・ファビアR5)がそれに続き、前戦の久万高原ラリーでの今季初優勝でタイトル争いに残ったコヴァライネンがそれを追いかけるがポイントは僅差であり、勝利すればチャンピオンに決定するという状況だ。
コヴァライネンはオープニングステージから3連続のベストタイムを奪ってハイランドマスターズをリード、これを4.8秒差で新井大輝が追いかける展開で始まることになったが、午後のループの最初のステージで新井大輝が左コーナーでマシンをスライドさせてクラッシュ、タイトル連覇はならず、彼はここでリタイアとなってしまった。
このステージも制したコヴァライネンはそのあとも2つのベストタイムを奪って首位をキープして初日をフィニッシュ、24.9秒差の2位には勝田が続く展開となった。
終盤から降り始めた雨によって、最終日はウェットコンディションのオープニングステージとなり、勝田が連続ベストタイムで発進、コヴァライネンに18.6秒差へと迫ることになった。
このステージも制したコヴァライネンはそのあとも2つのベストタイムを奪って首位をキープして初日をフィニッシュ、24.9秒差の2位には勝田が続く展開となった。
終盤から降り始めた雨によって、日曜日の最終日はウェットコンディションのオープニングステージとなり、勝田が連続ベストタイムで発進、コヴァライネンに18.6秒差へと迫ることになった。
それでもコヴァライネンはふたたびペースを上げてじわじわとリードを拡大、最終ステージでもベストタイムを奪い、最終的に勝田に30.3秒の差をつけて今季2勝目を達成、2年ぶり3度目となる全日本チャンピオンに輝いている。
デフに問題を抱えながらも3位につけていた鎌田卓麻/松本優一(シュコダ・ファビアR5)がこの日の朝にサスペンションを壊してリタイアとなり、奴田原が3位でフィニッシュ、福永 修/齊田美早子(シュコダ・ファビアRS Rally2)が4位となった。また、5位につけていた新井敏弘/小坂典嵩(スバルWRX VBH)は終盤のクラッシュでリタイアとなってしまった。
また、JN-2クラスは山田啓介/藤井俊樹(トヨタGRヤリス)、JN-3クラスは山本悠太/立久井和子(トヨタGR86)、JN-4クラスは高橋悟志/箕作裕子(スズキ・スイフトスポーツ)、JN-5クラスは小川剛/山本祐也(トヨタ・ヤリス)、JN-Xクラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタRAV4 PHEV)がそれぞれ優勝を飾っている。JN-2では山田啓介/藤井俊樹が今回の優勝によりチャンピオンを確定させている。
■2025年全日本選手権各クラスのチャンピオン
JN-1:ヘイッキ・コヴァライネン(ドライバー部門)、北川紗衣(コドライバー部門)
JN-2:山田啓介(ドライバー部門)、藤井俊樹(コドライバー部門)
JN-3:山本悠太(ドライバー部門)、立久井和子(コドライバー部門)
JN-4:高橋悟志(ドライバー部門)、箕作裕子(コドライバー部門)
JN-5:河本拓哉(ドライバー部門)有川大輔(コドライバー部門)
JN-X:天野智之(ドライバー部門)、井上裕紀子(コドライバー部門)