WRC2025/11/26

サウジアラビアはタイトル争いに相応しい場所?

(c)Toyota

(c)Toyota

(c)Toyota

 
 ラリーは常に何が起きても不思議ではないが、新たにWRCシーズン最終戦となるラリー・サウジアラビアは、ドライバーたちにとって史上最も過酷な挑戦の一つとなる可能性がある。

 トヨタのエルフィン・エヴァンス、セバスチャン・オジエ、カッレ・ロヴァンペラの3人は、今週ジェッダで開催されるこのイベントでドライバーズタイトルを競うが、彼らの前に待ち受ける困難に警戒を強めている。

 エヴァンスは現在、チームメイトであるオジエに対して3ポイントのリードを保っているが、このラリーでは「いくつかの波乱が起こるだろう」と予想している。

「最初から最後まで何の問題もなく全開で走ることは、ほぼ不可能だと思う」とエヴァンスは語った。「だから、少し頭を使わないといけない。うまく切り抜けるには、運も必要になると思う。どうなるか見てみよう」

 
 運にタイトルが左右されるのは残念ともいえるが、パンクでタイトルが決まる週末になるのかもしれない。オジエは、サウジアラビアはチャンピオンシップ争うのに相応しい場所とは言えないと批判した。

「そうだね、まさに『冒険』という言葉がぴったりだ。『運次第』という表現も合っている」と、オジエはレッキ走行中に語った。

「正直に言うと、今回のラリーについて皆で話し合ったが、あまりにも極端なので、場所によっては安全面で不安がある。様子を見よう。でも、チャンピオンシップ争うのに相応しい場所とは言えない」

 ロヴァンペラはタイトル争いでは厳しい立場にあり、首位のエヴァンスから現時点で24ポイント離されている。獲得できる残りのポイントはわずか35ポイントだ。いつものイベントなら、逆転する可能性はきわめて低いと言わざるを得ないが、サウジアラビアではまさしく何が起きるかわからない。

 ロヴァンペラはラリー・サウジアラビアのステージを「かなり面白い」と評した。

「思っていた以上に路面はソフトで荒れていた。ビデオで見た時のほうがマシだった。路面はよく整備されていたが、かなり簡単に崩れてしまうだろう」

「少なくとも一部の場所では、荒れた路面に挑む心構えが必要だ。石など、いろいろなものが路面に出てくるはずだ」