スバル・ラリーチームUSAのパトリック・サンデル(スバルWRX STI)が、10月6〜7日に開催されたアメリカ・ラリー・アソシエーション(ARA)選手権シリーズ最終戦のツール・ド・フォレスト(TdF)ラリーで優勝を飾った。
ARAの最終戦として1983年以来の復活となったTdFラリーは、すでに先月のアイダホ・ラリーで今季4勝目を飾ってチャンピオンを決めているデビッド・ヒギンズ(スバルWRX STI)が、雨でマディになったコンディションのなかで連続してベストタイムを奪ってスタートすることになった。しかし、彼はSS5でターボトラブルのために2位に後退、1分47.7秒差をつけたサンデルが初日をリードすることになった。
しかし、最終日の朝は、初日の8SSのうち5つのステージでベストタイムを奪ったヒギンズが連続してベストタイムを奪って反撃を開始、その差を1分29秒まで縮めることになったが、彼はSS12のマディなコーナーでクラッシュ、リタイアとなってしまう。
サンデルは残された3つのステージをベストタイムで締めくくり、第2戦のオリンパス・ラリー、第6戦アイダホ・ラリーに続き今季3勝目でシーズンを締めくくっている。2位にはサム・アルバート、3位にサム・ディッキンソンのスバルWRX STIが続いている。