WRC2017/09/07

シトロエン、オジエとの契約を最優先

(c)Citroen

 シトロエン・レーシング代表のイヴ・マトンは、フランスメディアのレキープの取材に対して、セバスチャン・オジエとの契約を目指すことがシトロエンにとって最優先であったため、その機会を妨げないようアンドレアス・ミケルセンとの契約を断念することになったと明かした。

 ヒュンダイが今季の残り3戦でミケルセンがチームに加入するというニュースを発表した火曜日の夜、その公式発表を待っていたかのようにシトロエンはミケルセンの名前が入っていないスペインのチームラインナップを発表することになった。

 マトンは、ミケルセンがチームの来年のシナリオの1つであったことを認めたものの、本命であるオジエとの契約を目指すうえでの予算面での障碍になる可能性があったために諦めることになったと明かしている。

「いまセバスチャン(・オジエ)が我々の候補者のファイルのもっとも上にあることはたしかだ。彼との交渉は会社にとって最優先であるため、いまはこの話し合いに集中している」とマトンは語った。

「我々は将来の戦略について選択する必要があった。アンドレアスは来年の可能性のあるシナリオの1つだったが、現時点では我々が目指すシナリオではなかった。我々は我々自身の立ち位置を見定めなければならなかった。当然制約はあった。特に予算のうえでの制約だ。そのために、そのほかの機会が妨げられないよう、アンドレアスがヒュンダイとサインできるように彼を諦めなければならなかった」