WRC2017/09/06

シトロエン、ミークのスペイン参戦を決定

(c)Citroen

 シトロエン・レーシングは、次戦のラリー・デ・エスパーニャにおいてクリス・ミークをチームメンバーとして出場させることを決定した。

 シトロエンのチーム代表イヴ・マトンは、前戦のラリー・ドイッチュランドのあと、スペインで誰を出場させるかまだ決めていないと語り、SS1のクラッシュによってチームを大いに失望させたミークにはふたたびチームから外れる危機があることを認めていた。

 来季のドライバー候補だったアンドレアス・ミケルセンが残り3戦でヒュンダイをドライブすることを決めたことにより、ミークのスペインにおけるシートは確保されることになったとみられているが、マトンはスペインではミークが自信を再構築する機会になることを願っていると語った。

「ラリー・デ・エスパーニャで我々のC3 WRCがふたたびフロントランナーになることを信じている。クリス・ミークがドイツでは二日目に自信をつかんでいるし、スペインのターマックとグラベルの双方においてすばやく自信を築き、肯定的な結果を出すことを我々は望んでいる」とマトンは語った。

 シトロエンはラリー・デ・エスパーニャではミークとともにステファン・ルフェーブル、カリド・アル-カシミの3台体制となり、クレイグ・ブリーンはスペインではレッキのみに参加すると発表している。しかし、マトンはラリーGBと最終戦のラリー・オーストラリアではブリーンがチームに復帰することを確約した。

「ステファン・ルフェーブルがスペインに出場することはすでに数週間前に発表されたが、クレイグ・ブリーンのファンは、スペインで彼が参戦しないことに明らかに失望するだろう。しかし、予算制限に挑戦しなければならないため、私はこれ以上の台数のクルマを出場させることはできなかった」とマトンは語った。

「シーズンの始めにクレイグのプログラムは11戦以上という計画だった。クレイグと相談した結果、ウェールズとオーストラリアで彼が参戦することが望ましいと考えた」