WRC2018/05/25

シトロエン、ミークの今季参戦計画打ち切り決定

(c)Citroen

 シトロエン・レーシングは、クリス・ミークとポール・ネーグルのクラッシュがあまりに頻繁なこと、そしてそのうちのいくつかは非常に深刻でクルーの安全性に重大な影響を及ぼしていた可能性があり、スポーツの競技中の危険度として許容される範囲を超えているとして、彼らの2018年WRCへの参戦を打ち切ることを決定した。

 この決定は次戦のラリー・イタリア・サルディニアから適用され、チームは今季の残りのドライバーズラインナップについては追って発表する予定だ。クレイグ・ブリーンとスコット・マーティン、マッズ・オストベルグとトシュテン・エリクセンのサルディニア参戦は継続する。

 ミークは今季、メキシコでは最終日に2位につけている際に横転、どうにか3位でゴールしたが、その後、コルシカではペースノートの読み間違いからクラッシュしてリタイアとなっている。優勝争いが期待されたポルトガルでは初日にパンクで大きく後退したあと、二日目にロールケージに大きなダメージを追うクラッシュでリタイアとなっている。

 チーム代表を務めるピエール・ブダールは次のようにコメントした。

「ドライバーとコドライバーに影響を与えるため、簡単に下せる決断ではなかったが、これは主にチーム代表として私が最も念頭に置くべき安全性に関わる問題だ。我々はその結果、予防的措置としてこの決定を下した」