WRC2017/07/27

シトロエン、ローブのWRCカムバックを否定

(c)Citroen

 シトロエン・レーシングのボス、イヴ・マトンは来月にシトロエンC3 WRCをテストすることになったセバスチャン・ローブがWRCに復帰するかもしれないという憶測を完全に否定した。

 プジョー、シトロエンが、PSAグループの傘下のもとでモータースポーツのアライアンスを結成することになったため、プジョーと契約するローブは不振を続けるシトロエンのためにC3 WRCの技術的フィードバックを行うことが昨夜発表されている。

 しかし、マトンは、ローブがいまのところターマックにおいて一日のみステアリングを握ることは決まっているだけだと語り、カムバックの可能性を否定した。

「彼がラリーでC3をドライブする計画はない」とマトンは語った。「現時点では好奇心なんだ。彼はさまざまなマシンをドライブしている経験があり、我々としては、これが実現することに共通の関心事があるというわけだ。彼は新しいC3をドライブすることに興味をもっており、我々は新しいクルマへのさらなるフィードバックに興味がある」

 マトンは、ローブのテストは8月17〜20日に開催されるターマックラウンドのラリー・ドイッチュランドの前に行うことになると明らかにした。

「8月の最初の週にそのテストを行うつもりでいる、ドイツの前にね。彼とアスファルトでテストをしたらどうかという考えがあって、それならばとドイツの前にやってみることになった。彼のもつ高いレベルでの経験がいくつかの新しいアイディアを確認したり、もたらしてくれるはずだ。それは興味深いものになるに違いない」