セバスチャン・オジエの妻アンドレア・カイザーのtwitterにおけるシトロエン・レーシングへの批判が、オジエがチームを離脱してトヨタに加入するのではないかという噂話を完全に裏付けたとしてラリーファンたちに注目されている。
ラリー・デ・エスパーニャがスタートする直前、英オートスポーツがオイット・タナクが来季についてヒュンダイと契約したと報じたことでストーブリーグは突然騒々しいものとなった。さらにはタナクの離脱に伴い、オジエがシトロエンを離れて最後のシーズンをトヨタで走るのではないかとの噂もサービスでまことしやかに囁かれることになった。
シトロエンについては、2022年から始まる新しいハイブリッドのWRカーの開発のために来季以降、世界ラリー選手権の参戦をキャンセルするのではないかという噂は以前からもあったが、オジエの妻によるtwitterにおける発言によって、こうした噂話は俄然現実味をもつことになった。
カイザーは、金曜日にオジエが油圧系のトラブルで7連覇の望みを打ち砕かれた直後、「シトロエン・レーシングについて言うことはあまりありません。彼らが世界チャンピオンをこのような最低でクソなマシンに乗せたのは残念でなりません」というメッセージをtwitterで発信している。
この発言は多くの批判を受けたことで早期に削除されたが、カイザーが来季に夫が残留することになるチームの批判をわざわざハッシュタグ「shitroen」をつけて発信するとは考えにくいとの判断のもと、気が早いファンたちのなかにはラリー・デ・エスパーニャのサービスでオジエに対してトヨタのフラッグにサインを求める人もいたようだ。