WORLDWIDE2018/04/23

シトロエンC3 R5、フランス選手権デビュー戦優勝

(c)FFSA

 フランス・チャンピオンのヨアン・ボナートとバンジャマン・ブルードは、4月20〜22日に行われたフランス選手権第2戦のラリー・リヨン・シャルボニエールで独走、新しいシトロエンC3 R5のフランス選手権デビュー戦での初勝利を祝うことになった。

 ボナートは、昨年のラリー・デュ・ヴァールにおいてフランス選手権でC3 R5をデビューさせたが、このときはゼロカーとして走っていたため、このマシンにとって今回が国内選手権の競技デビューとなった。

 27台のR5マシンと2台のWRカーが出場したリヨン・シャルボニエールで、CHLスポールオートのC3 R5を駆ったボナートはオープニングSSからベストタイムを奪って発進、初日の3つのロングステージをすべて連続ベストタイムで制して、奪って2位につけるジェレミ・アンシアン(フォード・フィエスタR5)に対して17.4秒をリードすることに成功する。

 ボナートは二日目もトラブルフリーで速さをキープ、8ステージのうち6SSでベストタイムを奪い、後続のアンシアンにまったく付け入る隙を与えず48.7秒差をつけて今季初勝利をC3 R5で飾ることになった。

「デビュー戦でまったくトラブルなく完璧なラリーを走りきることができた。マシンも素晴らしかったし、チームもいい仕事をしてくれた。素晴らしい結果になったよ」とボナートは語っている。

 開幕戦勝者のブライアン・ブフィエ(ヒュンダイi20 R5)はウォーターポンプやエンジンに問題を抱えて初日に48秒もの遅れを喫したが、二日目に追い上げて3位でフィニッシュ。それでも選手権リーダーの座をボナートに奪われることになってしまった。