シュコダ・モータースポーツは、快進撃を続けるトヨタGRヤリスRally2のペースに対抗すべく、ファビアRS Rally2に『パケット25』と呼ばれるアップデートを投入したが、はたしてその効き目はどれほどあるだろうか。
ガス・グリーンスミスは、ファビアRS Rally2を駆ってラリー・デ・ポルトガルではWRC2 の3位でフィニッシュしている。しかし、彼は優勝したオリヴァー・ソルベルグのGRヤリスRally2に1分以上の差をつけられ、2位のヨアン・ロッセルのシトロエンC3 Rally2にも遅れを取ってしまった。
シュコダの危機感は高まっていただろう。2015年から2023年にかけて、シュコダの歴代ファビアは9年間のうち8回もWRC2タイトルを獲得してきた。昨年、新型のGRヤリスRally2のデビューとともにサミ・パヤリがタイトル獲得、シュコダを駆るソルベルグを打ち破っている。そしてそのソルベルグはこの2025年シーズンからトヨタへとマシンをスイッチ、スウェーデンでの初戦において18ステージ中11ステージを制して圧勝している。その後のサファリ・ラリー・ケニアで彼はもWRC2をリードしていたが、フェシュフェシュの砂塵でスタックし、優勝を逃している。そしてポルトガルでソルベルグは初日に11ステージ中9ステージを制するなど、再び圧倒的な勝利を収めている。
「オリヴァーは金曜日の午後以外は本気で攻めてすらいなかったと思う」とグリーンスミスは語っている。
「つまり、今ヤリスに乗る彼にとって、どれほど優位な状況なのかがわかる。トップ10を見てもほとんどヤリスなんだ」
シュコダはラリー・デ・ポルトガルからファビアRS Rally2向けに『パケット25』と呼ばれるアップデートを導入した。これは2025年シーズンに向けた改良パッケージで、「ハート型」の美しい曲線をもつ新しいエキゾーストマニホールド、エンジンの性能の強化、スロットルレスポンスの改善、新しいショックアブゾーバー、一部パーツの耐久性向上などが含まれている。それでもなお、GRヤリスRally2は圧倒的な速さだったとグリーンスミスは認め、シュコダにさらなる改善についての迅速な対応を求めている。
「我々には確実に改善が必要だ。現実的に、パフォーマンスだけでは今のところオリヴァーと本気で争える状態ではないからね。だから、変化が必要で、それが改良であることが必要だ」とグリーンスミスは語った。
「シュコダは長年、最高のクルマを作ってきた、だから彼らはまたやれると信じている。でも僕たちが何をするにも、シュコダが何をするにしても、それは早急に行う必要がある」
一方で、グリーンスミスはシュコダの信頼性に関しては高く評価している。
「でもその他については良かったよ。ポイントもたくさん取れたし、いい週末だった。とても、とても長い週末だったけど、クルマに関しては本当に、一切問題なかったよ。そして非常に過酷で、とてもとても長かった」