RallyCross2017/05/31

シルバーストンの新しいRXサーキットが公開

(c)FIAWorldRallycross.com

 2018年に世界ラリークロス選手権の英国ラウンドを開催する新しいシルバーストンのラリークロスサーキットが公開された。

 火曜日のイベントで、英国グランプリサーキットの一部であるストウ・サーキットを中心とした1kmの長さの新しいラリークロスサーキットのレイアウトが公開され、2度の世界RXチャンピオンであるペター・ソルベルグを含むラリークロスのトップドライバーのほか、ミッコ・ヒルボネンも招かれてMINI RXで走行を行なった。

 ノルウェー出身のソルベルグは、もっとドリフトが楽しめるコーナーがあれば最高になるだろうと印象を語っている。

「良いね、気に入った。ジャンプは非常に大きなものになるだろう」とソルベルグは語った。

「一つだけ欠けているものは、グラベルの長いロングコーナーだ。僕たちのマシンは600bhpを有するので、それが発揮されるところを見られる方がいい。ここはグラベルも多いが、僕はそれが好きだ。多くのサーキットで、ターマックが多すぎるかもしれないと感じていた。長いドリフトができるグラベルがあれば最高だ」

 今シーズンの開始時に、世界RXプロモーターのIMGとシルバーストンとの契約が成立し、それによってラリークロスの最も古い会場であるリッデンヒルが犠牲となった。

 世界RXのマネージングディレクターを務めるポール・ベラミーは次のように語った。「リッデンは大きさが十分ではなかった。それは誰のせいでもないが、このスポーツを推進するためには、インフラが21世紀により調和した場所へ行く必要があった。我々を安全に収容できる施設は、シルバーストンだ」

 ソルベルグは、「僕はリッデンを離れることが悲しかった。その場所が大好きだからね。だが僕たちは将来を見なければならない。重要なのは、英国の世界RXがあまりに上品ぶったものにならないということだ。これはラリークロスだ。そのことを忘れないでいよう」と付け加えた。